午前3時の医者ものがたり (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837901341

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  •  1952年生まれ、米山公啓「午前3時の医者ものがたり」、1995.11発行。午前3時は私の起床時間ですがw、深夜てんてこ舞いする新米当直医のユーモア・エッセイです。救急というのは何が起こるかわからない、出たとこ勝負だと。発熱・腹痛・風邪対応だけでは対処できないようです。当時はコンビニもなく、深夜営業はスナックと救急病院ぐらい。正月の当直では、食料をしこたま買い込んでの勤務だったそうです。

  • 医者のエゴを感じさせない、患者さん寄りのいい先生だなと思った。それに、自分達が勝手に医者の理想像を作り上げてるだけで、医者も人間なんだなと改めて思った。

  • 比喩がなかなかいけてる。美人とかスタイルがいいとか医師らしからぬ形容詞が多用されているのも正直だ。それにしてもどうして医療従事者のエピソードは面白いのだろう。病院には人生の全ての要素が凝縮されているように見えるからかな。

  • 聖マリアンナって、聞くといかにも美人女医さん揃いってイメージなんですが。書いたの男の先生でした。共学だものね。

    著者近影見たら、どことなく池坊雅司氏に似た濃いめのダンディさんでした。

    変に格好をつけたりしないあけっぴろげな文章で読みやすかったです。

    ナースからの手作り弁当に感激したり、当直室の隣で湯あみする水音に悶々としたり、財布泥棒を追いかけたり、ドラマチックな当直(バイト)ライフ。

    「ルンバルんですか?」って、言い方がなんだかとても楽しそうでいい。腰椎穿刺って分かるとゲンナリやけど。

    今日もルンバルよ!とか聞くと勘違いして参加表明しちゃいそうだ。

  • とても面白かったです。今より少し前の、当直医の本音と現状が書かれていました。間違いなく当直医も一人の人間ですね。深夜の救急、時間外診察は病人側も知識を付けるべきですね。

  • ファミコンとTVが合体した物があったなんて…。


  •  モーレツにおもしろい、笑いましょう

  • この著者の医療エッセイ好きです。専門用語も一般読者向けに気を遣って使われてるし、読みやすい。

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著者プロフィール

聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。『脳が若返る30の方法』(中経出版)などのベストセラーをはじめ、著作は280 冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。

「2022年 『脳がみるみる若返るぬり絵 花といきもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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