地球どこでも不思議旅 (集英社文庫)

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  • 集英社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087490138

感想・レビュー・書評

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  • 内容紹介
    観光ルートなどケットバセ!プロレスに憧れてメキシコへ飛び、ラーメンにひかれては中国を駆けめぐる。行く先々で大コーフン、カゲキな旅をイラストとともに綴る。

  • 地球どこでも不思議旅 (集英社文庫)

  • 日本や海外の旅行記をズバズバと正直かつ面白おかしく書いてあるのが魅力的

  • (2015/06/13)

    椎名さんの初期の紀行文。1985年に出された作品で、自分の生まれる前。国鉄、なんて懐かしさのない言葉も出てくるわけであります。この当時、椎名さんの見た風景は今とは大きく違っていると思うと哀愁を感じる。やはり、自分の旅行好きは椎名さんの影響だと、改めて感じた。

  • 読みやすくておもしろかった。対談がおもしろかった。

  • パタゴニアを読んで発作的にシーナ的昭和軽薄体に触れたくなり、半ば逆上気味に大量の積読本が眠る棚から本作を見つけ出し、がんばって一気に全部読んじゃうもんね的ココロガケでアット言う間に読了。

    具体名を出して各地のホテルをけちょんけちょんに批評する辺りはさすがの一言、時代を感じさせます。

    なんだか日本人のおもてなしって実はここ20年くらいの話なのでは、と思いました。
    こんなことを言ってる人っていますかね、調べてみよう。

  • 『週間ポスト』連載の旅行記。
    大昔に読んだことがあって、メキシコ旅行の内容はわりと鮮明に覚えていた。
    プロレス(ルチャ・リブレ)ネタだけに、印象に残っていたのだろう。
    当時メキシコへ修行に来ていたのが、ジョージ高野、小林邦昭、斎藤弘幸(ヒロ斉藤)、高杉正彦らの面々だったそうで懐かしい名前に思わずムフフと嬉しくなってしまう。
    しかし、他の京都、讃岐、中国、シルクロードなどのエピソードはまったく覚えていなかった。。
    ラストに沢野ひとしとの対談があったのも記憶になかった。。

  • シーナ節炸裂の一冊。コレが20年以上前のものとは思えませんね。エッセイとはそういうものなんでしょうね。

  • 2013/03/19

  • 1997年5月読了。

  • 椎名さんの語り口は面白い(特に酒の話が)。メキシコで人気のプロレスを観に行ったり,好きでもない京都に行ってあれこれリサーチしたり,うどんとソーメンのどちらが日本を代表する麺かを確認しに讃岐にいったり・・・椎名さんのように,好奇心と行動力を持ちたい。疲れたとき,風呂の中で読むと笑えてリラックスができる。そして旅に出たくなる。

  • メキシコ、ルチャ・リブレ(プロレス)の旅や本場のうどんや演歌を求めて日本国内大移動の旅、そして中国・シルクロードの旅と、どれもこれもオモシロイ!巻末にはウスラ沢野こと沢野ひとしさんとホテルについて特別?対談。

  • 「どうもあまりよくは知らないのだけれどみんなからチヤホヤされてしゃくにさわるからとにかくイヤだね、というケース。」
    だから(執筆当時の)椎名誠は京都が嫌いらしい。

    はいこんな理由で嫌いなものが山とありますね、私も。

  • 「日本代表の麺は果たしてなんになるのか」

    本場ものの真実を追求して高松にやって来た。



    『地球どこでも不思議旅』(椎名誠著 集英社文庫)



    「うどんとソーメンの真実追求コンバット・ツアー」を敢行するために

    P・タカハシ氏。野沢ひろし氏。ヤマコーこと山本皓一氏の参加者が集められた。

    このツアーの案内役は、高松出身の山本氏。


    探検を始める前はいつもこんな調子。


    ユーモアが混じった軽快な文章は

    これから始まるコンバット・ツアーの先行きを

    暗示しているよう。


    岡山から(ウタカ連絡線)に乗り高松を目指して出港する前に

    早くも連絡線ウドンを2杯ずつ食べて(ウドン連絡線)などと

    ダジャレを飛ばして

    面白おかしく、くだくだ言っている。


    これだから、読み出したらとまらない。

  • 椎名誠の愉快な紀行文が楽しめる。メキシコでプロレスに熱狂し、京都に不平不満をまき散らし、出雲へ恋愛祈願確認、津軽へド演歌探し、正統讃岐うどん旅に中国ラーメン探求隊とその情熱はとどまることを知らない(笑)ピリッと辛口の効いた独特の語り口が楽しい旅行記だ。

  • 『怪しい探検隊』シリーズとタメを張る、マイ・ベスト椎名旅行記です。集英社の新刊案内(2008年8月)に『エンタメ・ノンフ復刊』ということで掲載されていました。それにしても、「エンタメ・ノンフ」って『本の雑誌』で載ってた言葉のように思いましたが…パクりましたか、集英社さん(笑)。雑誌『週刊ポスト』『るるぶ』の連載をまとめたものです。もう、楽しくてたまらないのはメキシコ編。アステカの遺跡でもサッカーでもなく、ずーっとメキシコプロレス、「ルチャ・リブレ」を見ている(笑)。その合い間にはアミーゴとテキーラ。一番先に覚える現地語はお約束の「ドス・セルベッサ(ビール2杯)」って…いいなー、人生楽しくって(笑)。中国編も面白いです。「ラーメンとギョーザ」という、日本的王道中華定食を求めて街をさまよう姿が可笑しすぎ!通訳の正しき中国青年、王さんが生真面目でいい味出してます。京都では京都タワーその他にひたすら機嫌が悪く、「うどん vs. そうめん」では圧倒的にうどん派ながら、そうめんにもグラッとくる瞬間が…どれも大人気なくも面白いです。ただバカバカしく面白いだけではなく、その土地土地に向けた真面目な思いがさしはさまれる瞬間もあって、それがピリッとエッセイのスパイスになっています。いつものメンバーでどたばたと進んでいく旅エッセイですが、語り口の歯切れのよさと文章の構成のよさ、あざとくなく読めるバランスが好きな1冊です。手にした当時は☆5つだったのですが…そのあといろいろな旅行記も読みましたから、時間の経過分をひいて、この☆の数です。

  • 080509(s 080516)

  • 確か中1くらいに読んだ、椎名さん1冊目。
    表紙が当時のクラスメートの山神に似てた。
    彼とは野球部でバッテリーを組んでいました。

  • メキシコで、本場讃岐のうどんが食いたくなる。
            以上

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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