石膏の家 (集英社文庫 あ 12-3)

著者 : 青柳友子

• 集英社 (1989年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[courbetさんの感想 · 2019年2月15日]

小泉喜美子さんに傾倒していた女流作家さん。お二人ともお酒に酔って亡くなったというのも因縁めいたものを感じます。
スタイリッシュとも、ドロドロとも違う。どれもわりと身近な感覚で描かれています。それでも張り詰めた雰囲気のもの、ハリウッド映画のように楽しめるものと多彩。首をかしげてしまうものもありますが、まぁ目を潰れる範囲かと。しかしいつの世も女性は生きにくい。著者本人はある程度受け入れていそうですが、「女性とはこういうもの」の枠の中に留まってしまっているのが残念と言えば残念です。

[館長さんの感想 · 2014年7月7日]

イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387156765.html)
(収録作品)昔の夢/あのひとによろしく/石膏の家/サバイバル･ゲーム/幸せになりたい/愛しすぎて/愛の誓い/きれいな若い男