- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087498189
感想・レビュー・書評
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あの白い表紙の変型ハードカバーで読むと、優しい気持ちに満たされる。
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椎名誠の小学校の思い出をエッセイとして、綴る。
自ら黄金時代と語るそのときの感性と、キラキラした日常。そんなに面白そうでもないけどなあと思いつつ。むしろドラマはあまり無いのか、子供心にあった重大事件がもっとあると思うのだけど。
なにも具体的な不安なく 、何か大人になる不安だけが微かにあって、それが今の楽しさに安住しようという圧力になったりする。歩いて帰る道すがら、ふと空を見上げて息を吐いたり、神社の神様に好きな人と両想いになれるようにお願いしたり、いくらでも輝く思い出がある。その空気を人に伝えるのは難しい。本書を読んでも、自らの懐かしい時代とは重ならなかったから、きっとそうだ。心の中にそっとしまっておこう。 -
20110811
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懐かしい気持になり、小学生特有の「恥ずかしさ」みたいなものを思い出しながらむずがゆくなったりしゅんとしたり。そんな気持が蘇る。
読んでる間は幸せになれるが若干物足りない気がした。 -
うーん。。。この本の対象は小学生なのかも。あまりに素朴すぎて大学生にはおすすめできない。子供がいる大人が読んだらまた違うんだろうけど。
小学生の男の子が主人公の話で、ポンプ倉庫のこと、壁新聞のこと、学芸会のこと、ソロバン塾のこと、春休みのことなどを通してどんなことを考えていたのかといったことが物語を通して語られる。
タイトルにもなっている「白い手」の女の子の話がもっと展開するのかと思ったらそうでもなかったし、たんたんとし過ぎてる感じがした。でも、現実って案外そんなものかもしれないとも思う。 -
テレビを見る感動、かあ
私には分からんね。 -
子どもの頃の思い出って、どっか脚色されているんだろうけど、それぞれ立派な物語になっちゃうあたりがやっぱ子ども時代って神秘的だったんだなあとしみじみ思うような物語です。
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最後の工藤直子さんの言葉じゃないけど、「男子ってこういうこと考えてたんだなー」と思った。
読みやすかった。 -
お話しが流石に上手い
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「三時間目の算数の時間に松井がまた椅子に座ったままウンコをしてしまった」という書き出しにびっくり。子供時代ってこんな感じかな〜暗黙のルールというのがあるよね。通り過ぎた時代がよみがえる