- Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087505733
感想・レビュー・書評
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『鬼滅の刃』と同じ時代背景(笑
鬼狩りたちが奮闘中、篤蔵は料理に打ち込んでいたわけね。
ドラマで堺正章版は2回ほど見ていたものの、佐藤健版を初めて見て内容の違いに驚き、「どちらが原作に近いんだろう」と疑問に思って遅まきながら原作を読む。
マチャアキ版が好きではあるが、原作に近いのは後者のほう。
そしてマチャアキ版でどうも納得できなかった、篤蔵にカツレツを食べさせた軍人の扱い。これは原作にはなかった。何せ女と駆け落ちして追い詰められて拳銃自殺だ。
しかもその女はのちに共産主義者と愛し合うという、主筋にいらんストーリーだなぁと昔から不思議だった。
ドラマを見ていた当時は知らなかったが、ネット時代でもはやT●Sが反日放送局ということが明白になったので納得。
なるほど、軍人を辱め、共産主義者は被害者という印象操作をドラマにも盛り込んでおったのか。
話はずれたが、明治、大正、昭和初期の飲食事情にもページが割かれており、やはり料理や飲食好きの人も面白く読めるだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ばかやろう ~ 土足の内匠頭に怒鳴った料理人 ~
── 杉森 久英《天皇の料理番 19821220 集英社文庫》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4087505731
https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-745293-8
大正 天皇 123 嘉仁 18790831 東京 19261225 47 /[19120730-19261225] 大正14.1225 [AB]
♀貞明 皇后 125 明仁の祖母 18840625 東京 19510517 66 /[19120730-19261225] 旧姓=九条 節子, Sadako
昭和 天皇 124 裕仁 19010429 東京 19890107 88 /[19261225-19890107] 昭和64.0107
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%BE%BC%CF%C2+%C5%B7%B9%C4
片山 東熊 建築工学 18540118 山口 東京 19171024 73 /嘉永 6.1220/2009 迎賓館(国宝)指定
秋山 徳蔵 料理人 18880830 福井 東京 19740714 85 /[1914‥‥-1972‥‥] 宮内省大膳職司厨長
/小説=秋沢 篤蔵、ドラマ=秋山 篤蔵/旧姓=高森(俊子の婿)
http://newskura.red/2015/04/736
http://netabare1.com/3502.html
♀秋山 俊子 徳蔵の先妻 1895‥‥ 東京 192801‥ 33 /191207‥(17)結婚/二男一女の母
♀秋山 きく 徳蔵の後妻 19‥‥‥ 東京 19‥‥‥ ? /192902‥ 再婚/旧姓=岸本/二男の母
杉森 久英 作家 19120323 石川 19970120 84 /1993(41)菊池寛賞/, Hisahide
── 《天皇の料理番 197810‥-197911‥ 週刊読売 197912‥ 読売新聞社》
── 《天皇の料理番 1980‥‥ TBS》秋山 篤蔵≒堺 正章・主演
── 《天皇の料理番 1993‥‥ TBS》秋山 篤蔵≒高嶋 政伸・主演
── 《天皇の料理番 20131023 NHK》秋山 徳蔵≒石井 正則・主演
── 《天皇の料理番 201504‥ TBS》秋山 篤蔵≒佐藤 健・主演
http://q.hatena.ne.jp/1560515256#a1271797(No.9 20190617 14:03:27)
(20190617) -
明治から昭和にかけて、天皇のコック長として料理に人生をかけた男の伝記小説。いわゆるサクセスストーリーなのだけれど、本当に努力と苦労をしてる人のそれは、嫌味がない。文体も軽妙で読みやすく、面白かった。
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自分勝手ではあるが,その自分を貫くことが首尾一貫して見事.親と兄に恵まれたことも大きいが,才能と努力も確かにあり,宮中での彼の存在は稀有なものであったことがよくわかる.とても面白かった.どのあたりまで秋山徳蔵氏の実際とかぶるのかも興味のあるところだ.
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【最終レビュー】
15年・4月クール・TBS系・日曜劇場(日9)
原作本・図書館貸出。
〈6日間〉
1日も休むことなく、この著書とベッタリと付きっ切りで(笑)
本編・572P。無事、読み終えました。
実に本当に長かったです。読み終わった瞬間。体の力が抜けてくかのようでした。
〈福井・東京・フランス〉
+イギリス(本編内より)
の〈四ヶ国〉物語。
〈2014年・彼のカテゴリでのラストの「著書」(雑誌は後日)〉
の一区切りとします。
一番には、彼が時々インタビュー等で話していた
〈未知の領域を知ることそのもの〉
を改めて痛感したこと。
こうして
ネットではなく
[「本」の「厚みの中」のみ]でしか書かれていない
「広く、様々な次元から見た世界」を「ページをめくりながら体感」し「自分だけにしかない空気の中でじっくりと味わう」
ということを。
〈日本の伝統〉と
〈海外の『独特・壮大・深い歴史観』から生まれた『極みある伝統の芸術の数々』〉
主人公がたどってきた道のり・時代の流れと共に
〈渦の中に埋もれていた、多くの分野で優れていた人達〉の〈それぞれの想い・ひとつひとつから生まれた〉
〈『生身の人間の心溢れる魂』〉が
《料理という世界に込められた『心髄』》という名の《輝き溢れる『形・姿』となっていく物語》
といった所です。
放映前・ネタバレなしで書ける範囲としては、この程度かなといった所です。
既に読んでいた『坂の上の雲(司馬遼太郎著)=日露戦争を描いている』の要素がかなり入っていた分、内容そのものにも溶け込めました。
合わせて
聞き慣れた人物・地名・建物の数々(フランス・イギリスも含む)
シベリア鉄道
登場した各国の大使館
花子とアンの時代の流れとの共通点
周太郎、篤蔵兄弟が恋した『1人の女性』と共通する『趣味』
宮内庁の司厨(厨房)の仕組み
料理人同士の確執
フランス語
本の出版等
これらの要素も含め、料理人の姿を通じての〈ヒューマニズム性〉も同時に融合させていきながら。
読み応えはあるものの、やや脱線(物語とは直結しない余談)した内容が所々とあったので
その点、☆4つとしています。
彼が演じる、長男・周太郎。
オフィシャルブログで、何故、スニーカーを買って走り込もうとしていたかの
〈謎〉
周太郎が、既に置かれていた『身体の状態』に『答』があったこと
またより念入りに時間をかけて、周太郎の姿そのものになろうとする
『強く深い信念』を読み進めながら、自分の中で見えてきた感じです。
〈自分ができる限りのことをするといった立ち位置〉
これ以上はネタバレなので『NG』です。
現在、撮影中なので、この程度のレビューとしてまとめました。
濃さ・深さのある『昭和40年代まで』の物語。
果たして、どうドラマで描かれていくのでしょうか。
後は、スタッフ、キャスト陣に託すのみです。
来年4月放映まで、後、4ヶ月。
ひたすら待つしかありません。
今年・2014年
彼の関連著書(雑誌除く)の「最終レビュー」
これでひとまず一区切りとします。
こうして彼と出会え、関連著書にも巡り会え、有意義な4ヶ月間でした。
心から感謝を込めて。本当にありがとうございました。
来年も、少しずつ、読んでいこうと思います。 -
2014/07/02購入
2014/09/29読了 -
一流の料理人の話ってなんでこんなにおもしろいんだろうな〜
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ぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまった。
なんの伝手もなく福井から出て来た青年の、シンデレラストーリー。
実際、努力もあるけどいろんなチャンスに恵まれた人だと思った。
戦前、戦中、戦後と移り変わる中で、洋食や料理人の地位が
大きく変わっていく。
つい100年前の日本てまるで別世界。 -
料理を作っているところがうかんでくるようだった。
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2012/10/22〜