汚れつちまつた悲しみに…… 中原中也詩集 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087520064

感想・レビュー・書評

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  • かなり、過去に愛読していた。再び欲しくなり、文庫で購入。
    サーカス、がすき。

  • 何かに引用されてて、その絵が好きだった影響でパッションの赴くまま購入。
    まあそんな感じ

  • こんな汚れた、
    世の中に生きていた、
    純粋な中也。
    彼はどうして……。
    彼はどうして……。
    詩を残したのか。

    日本のコクトーよ!
    あなたの言葉はいつまでも、
    死なない。

  • 人の心の奥に住む「悲しさ」を深く、哀切にうたいあげた天才詩人の代表作。

  •  自分が読んだのは角川文庫版でしたが、こうやって若い人向けにカバーを変えて読み継がれていくべき名作だと思います。
     
     詩集というのは読み手のその時の感受性によって評価も左右されてしまうので、今は読み返したりしませんが、若い頃の思い出の詩集です。

  • 夜中に読むもんじゃないなと思いながら鬱々読んでたんだけど、じゃあ真っ昼間に読む類のものかと言われたら、それはそれで違うような。

    亡父がやたら中也と啄木に傾倒してて、小さい頃から妹と一緒に復唱させられたので、五周忌だしねと改めて読んでみました。ちなみに母親は竹取物語を言わせようとしたらしい。何て親だよ…。


    青臭い寂寥感と、対象物に対する直向きな視点。
    世代を越えて情景をまざまざと喚起させる表現の説得力。

  • Kにて 表紙凄いす チラ読みしたら少々暗い感じだったのでスルーしてしまったものの、読んでみたいなぁと

  • 中也さんは擬音語が象徴的である。ゆあーん、ゆあーん。悲嘆的世界へ放つ、まっしぐらの浪漫詩。生きてりゃ誰でも詩人だぜ!

  • 一通り読んだがたまに思い出したように読み直している。
    その時々でひっかかる作品が違う、というところが詩集の好きなところ。
    あとやっぱり長い間評価され続けているものはそれなりの価値があるのだなぁと思った。

    あと、秋本泰の解説が好きだ。(小声)

  • 2009/07/24読了

    芦原さんの漫画から彼のことを知って、今は彼が生きた場所に私が生きている不思議。
    下らないといえばそうなのかもしれないが、それだけでは終わらない寂しい感じもある。そういう親近感もある。

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著者プロフィール

山口県生まれ。東京外語専修科修了。若くして詩才を顕わし、15歳で友人との共同歌集『末黒野』を出す。1925(大正14)年上京、小林秀雄、永井龍男、河上徹太郎、大岡昇平らと交遊し、1934(昭和9)年に第一詩集『山羊の歌』を自費出版する。1933年の結婚後、長男文也を2歳で失ってから心身が衰弱し、1937年、鎌倉で急逝。小林秀雄に託されていた詩稿が、翌年に『在りし日の歌』として出版された。

「2024年 『女声合唱とピアノのための 盲目の秋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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