おばちゃまはアラブ・スパイ ミセス・ポリファックス・シリーズ (ミセス・ポリファックス・シリーズ) (集英社文庫)
- 集英社 (1992年11月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087602128
感想・レビュー・書評
-
ミセス・ポリファックスは、ひょんなことからCIAのスパイになった気のいいおばちゃま。任務のたびに、危機一髪という危険をくぐりぬけ、結果はいつも大逆転の大手柄。今回の行き先はモロッコ。彼女の仕事は、ちょっとお行儀の悪い情報員のお目付役として一緒にモロッコ国内を旅をすればいいという。ところが、モロッコ到着のその日から、情報員とはウマが合わず、不審なことが続発して……。
原題:Mrs.Pollifax and the whirling dervish
(1990年)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミセス・ポリファックスの魅力の通じない男、登場!?
しかし、夫サイラスが旅行中との予定を把握しているとは、さすが、ビショップ。
ミセス・ポリファックスが仕事の依頼がないと、
落ち込んでいたのと、
モーナジェイがいい人になって再登場してたのが、
ちょっと面白かった。 -
モロッコ編。
ラストが呆気なかった。
【蔵書・再読・6/26読了】 -
前作のあの人が再登場。前作ではほとんど喧嘩腰で嫌な人物だったけど、おばちゃまが良い影響を与えていたようで、今回は何だかんだ言って好感の持てる良い人物になっていてよかった。
-
9巻目。面白かった。舞台はモロッコ。イスラムの風習やアラビア語のあいさつが頻繁に出てくる。原題には「アラビア」も「モロッコ」も出てこなくて、舞台になった地方の宗教(イスラムの一派)の祭事の名前がついている。お話はなんだか尻切れトンボな感じ。この本が(上)で、続きがあってもおかしくない。ところで、今回たなぞうに出た表紙の絵が、とうとう私が読んでいる本と同じになった! 西村玲子さんのイラストね! でもおばちゃまがイスラムの農婦に変身して砂漠を移動していた時をイラストにしたようで、、、目元しか見えなくて、、、全然いつものおばちゃまの感じが分からないーっ、残念っ(>_<)そういえばおばちゃまがモロッコで「タジン鍋」を食べていた。今でこそ日本でも流行っているけど。昔からの食べ物なんだね。
-
(メモ:高等部2年のときに読了。)
-
(CIAから)しばらく仕事がこないのは、年齢のせいかも…いつになく滅入っていたミセス・ポリファックス、とそこへ電話…。無礼な情報員のお目付け役(叔母)として、モロッコへ飛んだ。が、その日から不審なことが…。原作のタイトルにある“the whiring dervish”は、イスラム教のスーフィ派の僧が旋回して踊りながら祈る姿のことをいい、ここでも、異国への敬意を示すミセスとそうした出会いも、逃避行に織り込まれていて興味を惹かれる。そうして、世界のあちこちを旅行する気分も味わえるのも、このシリーズの楽しいところ。