海を見たことがなかった少年―モンドほか子供たちの物語 (集英社文庫)
- 集英社 (1995年6月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087602685
感想・レビュー・書評
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主人公のモンド。
この本を読むと、なんて、美しい響きだろうと思うようになるのです。
モンド、、、風のように、とある町にやってきて去っていってしまう。
周りは、彼のことがおそらく理解できない。もしくは、とても、愛する。
彼自身は、とても孤独で、かつ、そのことを彼自身は、知らないのだ。
だから、風になれる。
最後にのこされた、こ、と、ば。
おそらく、その風がすぐにでも、さらいにきて、
あとかたもなく消えてしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ずいぶん前に読んだのに、未だにあの、無中になって読みふけった充実感がからだのどこかに残っている。
友人にも読んで欲しくて貸してそのまま返ってこず、古本屋で見つけては何度か買った。 -
美しい。
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原題 MONDO ET AUTRES HISTOIRES
モンド、リュラビー、ジョン、ジュバ、ダニエル、アリア、プティト・クロワ、ガスパール。
彼らがどう世界を感じ、どう受け止めるかが、とっても新鮮な短篇集。
なんだろう?馴染みのないロケーションが多いのに、子供の主観というのをさておいても、どの話も感性に寄り添ってくる気がする。
詩のような文体だからかな。感覚をリセットされるってのが近いかも。 -
100ページで挫折。
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感想はブログにて。
「夢想としてまるで絵のような風景をみる」
http://mihiromer.hatenablog.com/entry/2016/08/25/222353
「束の間の越境」
http://mihiromer.hatenablog.com/entry/2016/08/27/183251 -
レポートのため読んだ作品。情景描写は素晴らしかったけど、全くストーリー性がなく、退屈だった。
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15/10/24、神保町・三省堂古書館で購入(古書)。
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なかなか読み進まなかったけど、読後の印象は良好。
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モンドの話は良かった