- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087605426
感想・レビュー・書評
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えっ、もうおわりなの。
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決して面白くない訳ではなく、頁数も少ないのでさらりと読めるのは魅力的ですが、
恐らく、“ドイツミステリー大賞”に選ばれた所以である、実在の未解決事件に基づいた話という点は、
やはり本国民でなければ馴染みがない分、それほどに魅力的に映らず、
もうひとつの受賞点であると思われる、第三者による証言形式で話が進むという要素も、
恩田陸の“Q&A”という同等の手法で書かれた先行作品(こちらはフィクション)を読んでいる身としては、特に斬新に感じられず、
期待よりも肩透かしを食らった感は否めませんでした。
ただ、田舎の村特有の閉塞感などはリアリティを感じましたし、
作者がこの未解決事件の考察に真摯に取り組み、犯人と思われる人物を明確に提示したという点は評価されて然るべきことだと思いました。 -
ヒラリー・ウォーの『この街のだれかが』とか独白系ミステリを期待して読むと盛大にがっかり。
下手に現実の事件を扱っているだけに幕切れがぼそっとしてる。
誰のなかにも踏み込まない独白形式。
謎もない。
作品の途中から犯人が普通に独白を始める。
うー、最近翻訳は当たりばかりだったのに! -
被害者、発見者、その他村民の色々な意見を連ねて犯人まで話を運ぶ不思議な手法。
南バイエルンの片田舎に住む一家5人と使用人1人の合計6人が惨殺される実話が元。犯行の酷さよりも心霊捜査のために遺体の頭部を切断してニュルンベルグに送り、その後の混乱で紛失すると言う記述の方が驚きだった…。 -
証言は信じられるのか?森はただ冷たい。
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評価3.5
1922年にドイツの片田舎で実際に起こった惨殺事件を題材に村人達が語り出す!
著者の処女作 -
決してつまらなかったわけではないが。時代背景も含めて、もっともっとふくらませて書き込んでおもしろくできるだろうになあ、と物足りない感でいっぱい。
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実際の未解決事件を小説にしているんだそうです。血まみれの事件より 村の人間関係とかの方が 気持ち悪いんだけど。
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あの日、あの家でなにがあったのか。
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NHKの『テレビでドイツ語』の月一コーナー、“児玉清のドイツおもしろ本さがし”で紹介していた一冊
5月19日読了