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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087710151
感想・レビュー・書評
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私にも老いた母がいる。認知症の兆候があったけど幸い良い薬があり山姥とならずに暮らしてる。今は車で一時間程の距離に離れて暮らしているが日々に追われてくたくたなのに毎週顔を出すことを続けてる。そんな母を疎ましく思う時もある。でもこの本を読んで涙が止まらかった。正直辛かった。山姥になってしまう前に、在りし日の母が消えてしまう前にもっと優しくしてあげたいと思った。
そして自分も年を取ったらどのように消えていくのか、山姥になってしまわないか怖くなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小説すばる2015年12月号〜2016年6月号掲載のものを2016年11月集英社から刊行。「思い出のとき修理します」でファンタジーとも現実ともつかない世界を描いていた谷さんは、この話では、きっちりと謎解きを用意しました。行方不明だった母と三姉妹のちょっと不思議で、ノスタルジックな関係が興味深く、楽しかったです。