グラニテ

著者 :
  • 集英社
3.14
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本棚登録 : 178
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087712483

感想・レビュー・書評

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  • 夫を病気で亡くした後、自分の店であるカフェを経営する万里と、娘の唯香。

    万里が仕事繋がりで知り合った兼恋人である映画監督の凌駕が次回の映画のヒロインに決めたのは、万里の娘の唯香だった。

    開花する才能、湧き出る演技に対する貪欲なほどの目覚め、
    いつも自分の傍にいた、傍から離さなかった娘が、
    あんなにも美しくなって自分のもとから遠ざかっていくことに戸惑い困惑した、
    母と娘の物語。

    内容がおいおーいって、ぶっ飛びすぎな気もしたけど、話の持っていき方としては、まあアリなのか的な(何様

    グラニテなんて食べたことない!興味を持った)^o^(

  • 夜中の2時半に目が覚めて、読み始めたらイッキ読み。4時過ぎに読み終わった。美しい母娘の愛と葛藤。無意識に(本当はどっかで意識的)に、まわりの男性に甘えることが出来る女を江古田ちゃんは猛禽類と名付けましたが、この主人公の女性こそが猛禽類!? 永井さんの早世がいまさらながらに悔やまれます。

  • 母と娘は、女と女。
    自分の人生では考え付かないことだけど、こういう事って、あるのかもしれないと思った。

    さくさく読めて、後味さっぱり。
    まさにグラニテな感じの作品。

  • 途中どっちもどっちだと思ったけど
    最後はまるくおさまって良かった。





    このグラニテは成功品。
    やさしい口どけである。

  • おしゃれなカフェを経営して年下の彼氏のいる母親(きっと美人)と映画の主人公に大抜擢される美少女の娘。
    題名にもなっている「グラニテ」というこれまたオシャレなスイーツがところどころに出てくる。
    読後の感想としては結構おもしろかった、といえると思いますが、なんだか現実感に乏しく登場人物の誰にも感情移入ができないお話でした。

  • 題名に惹かれて読んだ本。まさにグラニテのような雰囲気の本でした。

  • 若くして10才年上の夫を亡くした万里はパリ仕込みのお菓子作りの才を活かしてカフェを開き、唯香を育てている。カフェを撮影に提供したことからつきあいが始まった恋人の映画監督から17才の娘を映画に撮りたいと申し出られる。

    どんどん変わっていく娘。長いつきあいの葛城夫妻もからんで話は進んでいく。娘の若さ、監督への傾倒ぶりに対する不安感、花開く才能への嫉妬……。
    仕上がった映画を観てみたいと思った。

  • ドラマ化しやすそうな話だと思った

  • キャラはやはりこの人だなあと。善人の中にある癖というか、一面じゃわからない裏の面みたいなのもふくめて魅力的です。
    でもストーリーが……娘が映画女優になって注目を浴びるというエピソードが陳腐に感じられました。
    グラニテはとてもおいしそう。ケーキ屋の話のほうが読みたかったかも。

  • 母の彼氏に娘が一目惚れ。うーん、そのテーマはインパクトあったけど母親のおしゃれでカフェ経営して独占欲が強くて、それはいかにもでそして愛の表現が足りなかった。娘がいかに素晴らしいかは伝わった。最後はあれれだった。

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