聖家族

著者 :
  • 集英社
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (744ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087712551

感想・レビュー・書評

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  • 発見すっぺ!?不幸な三兄妹が翻弄される東北!丸井が、あった過去までが記録されて今の郡山と比較しながら時代の流れを楽しむのもできる素敵なハードボイルドメガノベルです。古川日出男は偉大なる作家です!またただようまなびややってくんないかなぁ?

  • 家族についての物語だった。

    東北、数字、天狗、神隠し、ラーメン、馬、日中戦争、鉄、幕末、新興宗教、ラップユニット、鳥居、神社など、この作品のキーワードになるものをあげていくとキリがないし、その殆どにこの小説にとって重要な意味を持つのでなにも切り捨てられない。

    ミステリーでも謎解きでもない、敢えていうなら芯の太い大河小説というべきだろうか。

    あの人は結局どうなったの?というお話ではなく、あの人は、こういう人生を送ったのだ、その一部を紹介しながら、連綿と続く血筋の行方が語られる。

    2022年の視点でみると、東北について、色んなことが予見的に語られていることにびっくりする。

  • 大河やったな。
    日本史がわからないので途中寝た。

  • 小説のてんこ盛り。自分にとっては最高の本の一つ。

  • 「正史」から消されてしまった「東北」の歴史の木魂は、2000ページの中で、叫んで、響き合って、僕の中でまだ鳴っている。

  • 東北の旧家を中心に、歴史、民俗などを巻き込みつつある出来事の顛末が語られる。 発表媒体がいろいろ変わったらしいが、なのにこのテンションとドライブ感。本読んだー、って満足感。

  • In the massive 800,000 character story, Furukawa portrays a generational tapestry of a family in Tohoku, the remote northern region of Japan where he was born.

  • 謎謎謎!読後も謎だらけ。なのに面白かった!異界のように時空をループする東北六県、エッヂの効いた文体と時折の東北弁、家族と歴史、錯綜する空間が膨らみ消失してはまた出現する。頭で理解しようとしても無理。(少なくとも私には)。カラダとハラワタで感じろ!

  • 東北地方にとてつもない興味を抱かせた作品。抜け出せない感がすごい。

  • ついに買ってしまった…。著者は鬼才だと信じている。狂気の世界に没頭!

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著者プロフィール

1966年生まれ。著作に『13』『沈黙』『アビシニアン』『アラビアの夜の種族』『中国行きのスロウ・ボートRMX』『サウンドトラック』『ボディ・アンド・ソウル』『gift』『ベルカ、吠えないのか?』『LOVE』『ロックンロール七部作』『ルート350』『僕たちは歩かない』『サマーバケーションEP』『ハル、ハル、ハル』『ゴッドスター』『聖家族』『MUSIC』『4444』『ノン+フィクション』『TYOゴシック』。対談集に『フルカワヒデオスピークス!』。CD作品にフルカワヒデオプラス『MUSIC:無謀の季節』the coffee group『ワンコインからワンドリップ』がある。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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