- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087714616
感想・レビュー・書評
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決着つかないんだな。
何かちょっと気持ちが分かる気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うん、うんと頷ける部分も多かった。
不思議な夫婦という感じもした。大人になりきれないようなフワフワした感じが最後まで続いた。 -
好きで一緒なった夫婦が、10年後好きでなくなってしまい、どうするか?
それに気付いた妻は出ていく事を決意し、夫は何故だか分からない。
夫婦の堆積してきたすれ違いを見逃せない妻とそれにさえ気づかない夫。
出ていく事を選び自分を取り戻そうとする妻に同調できるものとそうでないものを感じた。 -
2013/3/21
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こんな気持ちわかるる…と思ってはいるが、言葉にしてしまうとなんだか怖いと感じる場面がしばしば。
ドキドキした分、終わり方が「ん⁈」だったのが残念。 -
序盤比喩が多い文章にとまどったが、なれてくると一気に読んだ。
いい夫なのに、夫婦の微妙なズレを感じた。
目白と川崎。 -
朝倉かすみは平易な言葉でずばずばと心に斬り込んでくるから恐い。
自分が隠そうとしていたこととか、思い込もうとしていた事とか、信じようとしていた事とか。
途中までは星五つだったんだけど、最終章のキレが悪かったので四つにした。 -
揺れる。揺れる感じがする。時系列が行きつ戻りつするせいばかりではない。結婚の日々の実感や何もかもがリアル過ぎて、眩暈がするのだ。もう平行線は交わらないのか。
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離婚後(?)現在と結婚10年前過去を行き来して物語が進んでいく。
大学助教授と結婚した森子だったが、気持ちが徐々に離れていく。
それは今に始まったことではなく、新婚時代にも違和感を感じており、小さな綻びがだんだん大きくなっていき、森子は三行半を下してしまう。
こう書くとドロドロした内容と勘違いなさる方もいらっしゃるかと思うが、森子とモーちゃん(夫)の関係が子供っぽいため一種独特の雰囲気があるためクスリとしまう場面も多々ある。
でも、やっぱり世の夫が読むとショックを受けそう(苦笑)