岳飛伝 2 飛流の章

著者 :
  • 集英社
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087714623

作品紹介・あらすじ

梁山泊、四たび頭領を亡くし、見えざる腕、既に岳飛に在り。

感想・レビュー・書評

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  • 狄成「どんなところだって、俺がいればおまえの海さ」

    部下に頭を下げる岳飛。良い大将だな。
    崔蘭の媚び「父上、大好き」にわたしまできゅ〜〜んってなった。

    王進は然るべき時に、といった感じ。
    子午山ボーイズはみんな長生きアンド大活躍するから楽しみ。蔡豹だけが心配。あぁ、史進も。

    岳飛がどんどん好きになる。。。
    呉用も頑張って生きて。。。

  • 4.0

    一番強い漢が逝った。圧倒的な功績を残した彼だけど、その強さ・生き方ゆえにそれすらも悔やむ。

    李俊と燕青が宣凱に話した内容は、読者にとっても、漠然としていた志や梁山泊そのもののあり方を理解するうえでとても分かりやすかった。

  • 読了。レビューは最終巻で。

  • ようやく梁山泊が動き始めた感じ。と言っても、本当に動き始めただけで、まだどこに向かうのかも定かではない。

    それにしても、主要なキャラクターがどいつもこいつも、小粒に感じてしまう。岳飛、秦檜、韓世忠、兀朮。あるいは呼延凌、秦容、宣凱、みんな小粒。

    宋江も晁蓋も林冲も魯達もいないし、童貫や方臘もいない。李富もいないし袁明もいない。李俊や燕青、呉用といった『水滸伝』世代の生き残りも、もう60代、70代。そして、この巻ではついにあの人がこの世を去る。寂しい。

    今は世代交代の時期なんだろう。若者たちが高すぎる先達の壁に挑む物語。『岳飛伝』はそんな物語になっていくのだろうか?

    そう言えば、項充が全然出て来ないんだけど、なんで?

  • 図書館で借りて読んだ。
    志とは、生き方とは。
    きちんと生きようと思う。

  • 組織もどんどん入れ替わる。
    その想いを受け継ぐ者の生き方。

  • 岳飛伝の前に楊家将と血涙を読んでて良かった…
    じゃなかったら蕭珪材がここまで推される意味がよく分かんなかっただろうし…
    分かったら分かったでしんどいけどな(笑)

  • ようやく、少しずつ物語が動き始めてきた。

  • 再読のはずなのにほとんど覚えていない。読者としも楊令との別れを告げられている気がした。戦の話はやっぱり面白い。まだ岳飛を主人公とは認められないがそれぞれの話は面白い。

  • 岳飛さん、腕を得るの巻。自由に動き回り、自由に発言する岳飛さん。まだまだ主人公になりきれず。2巻は笛が鳴り響く。料理も笛の音色も派生していて驚く。つぎつぎと出てくる才能たちに嬉しくなるのは、読者が1番の古株だからですかね。燕青よりも李俊よりもはやくから花和尚と一緒に林冲を発見しているのだから、林冲の黒騎兵を継いだ楊令の子供がまさか出てくるとはね。水たまりもなんとかなり、さて動き出さないとね!の2巻。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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