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- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087715026
感想・レビュー・書評
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さあ映画はどう展開していくかな。
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スキヤキっていうのは日本人ならみんな知ってるはずだけど、家によってレシピが全然違ってたり、時には様相すら異なっていて、「え? おまえんちのスキヤキってこんななの?」って衝撃を受けたりもする。
そういう「一家伝来の食べ物」っていうのは、もはやその人の育ち方や流儀や価値観すら表す小道具なのだな、と思ったりした。
形なんてどうでもいい。特別な仲間と、特別な場所で鍋をつつく。
これぞスキヤキ。いや、スキヤキを超えたそれはもう、ジ・エクストリーム・スキヤキ。
大事なのは「何を食べるか」ではなくて、「誰と食べるか」、「どこで食べるか」。
「和食」が世界文化遺産に認定された昨今ですが、
日本人にとって欠かすことの出来ない重要なコミュニケーションツールであり、
そして時には湯気や匂いのように人の内面すら立ち昇らせてさらけ出させてしまう「鍋」という文化をこそ、
ぜひ日本の食文化の象徴として、世界に。 -
あぁすき焼き食べたくなるんだろうなぁーと思いながら読み始めたけど、それより何より学生時代の気持ちとか匂いとかが蘇った。
なんか、青春映画みた気分になる小説でした。