書楼弔堂 破暁

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087715408

感想・レビュー・書評

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  • 「どのようなご本をご所望ですか―と亭主は云った」(本文より)人はなぜ本を読むのか その答えはこの本の中にある。
    P.N.べりたんさん

    OPACへ ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000089608

  • これぞ京極ワールド。井上圓了のあたりは普段お世話になってる東洋大では単に歴史上の人物だが、生き生きとした描き方にワクワクした。こういう本から本を誘発する本ってホント好き。読むべし。

  • 京極堂シリーズが好きならきっと好きになれる世界観。

  • 好きな作家だからこそ読める。
    書舗と言えば……な人と繋がりのある誰かが出てこないかな〜と期待していたら、やっぱり出てきた。
    凄く軽く読めるのに、濃い本。

  • 読みたいと思いつつ読めなかった本がやっと読めた。自分の一冊にはいつ巡り合えるだろうか。楽しみにしておこうと思う。

  • H28/8/15

  • こうして綴られていく「正史」に、事象と事象が語られることで言葉によって繋げられ、人と人とが連綿と系譜をえがく様にぞくそくするしかない。「未完というのは永遠ということ」で、永遠とはつまり無でもあって、無は全てを内包するわけで、ああそれはやはり幸福なことだなぁと思う。

    そして、誰に一番感情移入するかといえば、何もなし得ない高遠さんなわけで、そういう高遠さんの無為を肯定し、ただそこに在ればよいのだと断言することを躊躇わない弔堂が好きだ。

    で、百ちゃんと京極堂がきちんと繋がりましたよ…!人のえにしというのはかくも数奇で面白い。しほるくんもとても気になる感じなんだけど、まさか明石の御大とかじゃあないよな…。
    京極堂もどちらかといえば、輔さんより弔堂龍典さんっぽいけども。いずれにせよ、あらゆる宗教網羅しそうなすごいハイブリッドなバックグラウンドを持っているのは流石としか言いようがないですね…。

  • 京極堂のシリーズ同様、現世の中で妖怪と幽霊の存在を諭していく。
    主人公が関口よろしく卑屈でいい味出してました。

    シリーズ化されたら嬉しいなー。

  • ん・・・。
    途中断念。
    時間をおいてまた、チャレンジします。

    早く、百鬼夜行シリーズの続編を読みたいです。

  • 多分私の好みが変わったのもあるだろう。あの長くゆるゆる不思議な感じが続くのがなんか飽きてきちゃって、最後まで読めなかった。実際の文学者にあまり興味がなかったので余計にテンションあがらなかったのかも。
    京極様、ごめんなさい。

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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