人体模型の夜

著者 :
  • 集英社
3.51
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本棚登録 : 228
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087728200

作品紹介・あらすじ

こんなにきれい。こんなにこわい。愛しい身体のひとつひとつが恐怖の器官に変わりはじめる…。読みだしたらやめられない戦慄小説。

感想・レビュー・書評

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  • 『はなびえ』を他のアンソロジーで知り、他のも読みたくなり手に取る。
    基本的にはホラー短編集なんだけど、直球なものからサスペンス、リリカルなものまであり、とても楽しめた。

  • 何篇かは先にアンソロジーで読んでいた。面白いというより上手い感じで、読後感は意外とあっさり。もっとハッとする話は後からだと思う。メクラアナゴについて思わず調べたら実在するので二度びっくり。

    • naokoulaさん
      えっ実在するんですか!びっくりですー!
      えっ実在するんですか!びっくりですー!
      2012/02/19
  • ホラー的な面では全体的にけっこうあっさりとしてる気がした。

  • レイ・ブラッドベリの「刺青の男」を想起させる良短篇集。だったと記憶する。

  • すぐ読めるが記憶には残らない。

  • 素直に面白かった
    恐ろしく奇矯で奇妙

    もっと中島らも作品を読みたくなった

  • ホラー短編集。
    描き下ろしのプロローグに沿った内容の話題が一つずつ描かれて行きます。
    どれも大体、最後の1ページで綺麗にストンと落とす内容。
    怖かったり不思議だったり、其処は流石らも節(らも咄)
    個人的には「健脚行」「骨喰う調べ」「翼と性器」がお気に入りです。
    ちょこちょこ読んできましたが、
    らもさんのの描く「少年」がみんな素敵。
    と思うのですが、個人的に。

  • 面白かった。短い短編集。体の部分に関するもので、ちょっとホラーっぽいのが多い。読みやすいし、分かりやすい。こういう系は好きだ。やっぱり筒井康隆っぽいと思うんだよな。時代かな。演劇でもやったらしいけど、どうやったんだろうか。中島らもの演劇も見たかったな。

  • 独特の世界観のある、ホラーな短編集。どれも上手くまとまっていて、世にも奇妙な物語みたいでした。

  • 「人体」にまつわるオムニバス・ホラー13本。
    学生時代に古本屋で購入して以来、何度も再読しています。

    都市伝説のようであり、古典落語のようでもある、13作品全てがてんでんバラバラな方角を向いているっぽいのに、書き下ろしだというプロローグとエピローグによってそれらがしっかりと数珠繋ぎにされているような。
    オススメの短編集は?と問われれば、真っ先に挙げる一冊です。

    日常のふとした瞬間に思い出してしまってゾッとするのは『はなびえ』『貴子の胃袋』。
    なのに、あージョンの未発表曲マジ聴きてーとかお年寄りには親切にしようーとか、読むたびにやっぱり全部に頷いてしまう。最高です。

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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