棋翁戦てんまつ記

著者 :
  • 集英社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087741254

感想・レビュー・書評

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  •  通俗小説の有名作家陣が、雑上プロレスとガチ対局をことごとしく行うエンターテイメント。やはり、観戦記は作家が書くと超面白くなるようだ。
     棋譜は部分的にしか掲載されていないのが少し惜しい。というか悔しい。

    [追記] 2018年03月に文庫版が刊行されます。(待ちくたびれた皆さん)買いましょう。

    【書誌情報】
    著者かつ対局者または監修者:
     逢坂剛
     船戸与一
     志水辰夫
     夢枕獏
     黒川博行
     大沢在昌
     北方謙三
     宮部みゆき
     米長邦雄
    装丁:岡 邦彦
    写真:小池 守
    出版社:集英社
    発行:4-08-774125-7
    ISBN:1995年3月
    定価:1,456円 285ページ/20cm

    帯の文句……「裏棋界に突如として誕生した第八のタイトル、棋翁位。そのチャンピオン・ベルトをめぐって、たちまた始まる将棋バトルロイヤル。世紀末の焚書か。最後の聖戦か。」

    【簡易目次】
    目次 [001-005]

    序の戦 筆戦・相撲を見に行く――悪夢はこの夜、始まった。 009
    一の戦 誕生・井の頭公園――それより、ここは聖地と呼ばれた。 028
    二の戦 壮絶・新宿、空中戦――しかし、友のためにエロスが立っていた。 054
    三の戦 秘打・太閤おろし――そして、海賊の哄笑が響きわたった。 090
    四の戦 神域・昼下がりの対決――ところが、裏棋翁は見えをきった。 144
    五の戦 血煙・銀座八丁目――やはり、初代さまが立ち上がった。 172
    番外の戦 挑戦・一人対三人がかり――しかるに、三人の友情は復活した。 193
    六の戦 決戦 たそがれの銀座――ついに刺客が西からやって来た。 232
    終の戦 仰天・トランプ将棋――かくて、棋翁の座は堕落した。 272

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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