英文科AトゥZ

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 13
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087741780

感想・レビュー・書評

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  • ちょうど自分も英文科だった頃、タイトルに魅かれて手に取った。
    英文学の大御所的存在で、バツイチ、初老だけど中身は若々しい紳士の蓬田さんが素敵。さぞかし、若い頃は武勇伝が多かっただろうなぁと。
    彼が娘ほど歳が離れている主人公の麻美(美人で有能な新人講師)と次第に魅かれ合っていくのが微笑ましい。
    彼らを取り巻く大学の教授陣も人間くささに溢れてて、おかしかった。
    アカデミックな舞台なので、知的な喜劇といった感じの小説だったと思う。基本的には読みやすかったものの、20歳にもならない頃に読んだので、所々難しい部分もあった。今読んだら、もっと面白みがわかると思う。
    そして、蓬田さんに惚れ直す自信アリ(笑)

    • アセロラさん
      >nyancomaruさん
      わたしも武谷牧子さんの作品はこれしか読んだ事がないんですよね。
      「文学部唯野教授」も未読ですが、名前は聞いた...
      >nyancomaruさん
      わたしも武谷牧子さんの作品はこれしか読んだ事がないんですよね。
      「文学部唯野教授」も未読ですが、名前は聞いた事があります。
      筒井康隆作品は映像化されたのは見ていますが、肝心の原作は一度も…。
      nyancomaruさんのオススメは何でしょうか。初心者はやはり「時かけ」なんかから入った方がイイんですかね?
      2013/01/22
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「「時かけ」なんかから入った方が」
      そうですねぇ~(と言いながら違う作品を薦める)
      好みがハッキリするかどうかを試すなら、スラップスティック...
      「「時かけ」なんかから入った方が」
      そうですねぇ~(と言いながら違う作品を薦める)
      好みがハッキリするかどうかを試すなら、スラップスティックなショートショート「笑うな」や辛辣なビアスを翻訳した「筒井版 悪魔の辞典」等が宜しいかと、、、
      2013/01/23
    • アセロラさん
      >nyancomaruさん
      オススメありがとうございます。
      両方知らないタイトルでした。
      スラップスティックなショートショートから辛辣...
      >nyancomaruさん
      オススメありがとうございます。
      両方知らないタイトルでした。
      スラップスティックなショートショートから辛辣な翻訳…。筒井作品は幅が広いですね。
      2013/01/24
  • 面白かった。大学英文科の内情暴露ネタ、老教授と美人講師との知的共鳴、学会の人間模様など、面白い話が次々と。アカデミックな追求の中にも、文学という妄想の世界に生きる人々の独特の面白さが描かれ、これははまる。

  • 簡単に読めたけど、後に残ったのは工藤の不快さと、若くてきれいな主人公と魅力的な60代の文芸評論家の恋愛話だけ。
    Peach Boyの考え方は面白かったけど、あんまり好きじゃないかも。

  • おもしろかった。

  • 方向性のない人間群像劇。油がのっている。

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