- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087742787
感想・レビュー・書評
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森絵都の作品は案外好きで、今作は「いつかパラソルの下で」に次ぐ位
とても良い作品だと思った。
彼女の小説はどこかしら読んでいて笑ってしまうような――私にはそれがさくらももこの作風にも通じると思えるのだが――話なり書き方があるのだ。
そして、最後まで読むと清々しい気分になれるのも大きな魅力の一つだろう。
何かが明確に変わるわけじゃない―。
でも、毎日は日々刻々と過ぎ去ってゆく。
「五十億年後には地球が太陽に飲み込まれていく」未来があるように。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小学校から高校までの成長を書いた連作短編みたいなかんじなんだろうか、一つの話で一つの時期のエピソードが完結するので、あ、次の話は直後の続きじゃないんだ、という余韻があったり。あー…。みたいな感じだったり。学生時代に読んでたらまた感覚が違ったんだろうなあ
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いろんなことに迷いながら、成長していく少女の物語。
いろんな人に出会って、いろんな想いを経験することによって、人として完成していく。
たくさん迷って、失敗して、この世を去るとき、「ああ、生きてよかった」と思える人生でありたい。 -
途中まで。4章くらいまで。
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図書館より。
普通の少女の小学3年生から、高校卒業までの日常と成長を連作形式で描いた小説。
森絵都さんはやはり日常の描写が抜群にうまいと思います!
この作品は女の子が主人公ということで、男である自分には共感しにくいところもあるのかな、と思っていたのですが、そんなことはなく恋、友情、親との不仲など誰もが経験していくことをきちんと共感させつつ読ませてくれます。
不良に走ったり、初めて交際相手ができて浮ついたり、親の離婚問題に揺れたりと、大きなエピソードもいろいろあっていいのですが、小学校時代のちっちゃなエピソードや、各時代で微妙な心理の描き方もうまくて、だからこそいろんな人に懐かしさを提供できる作品に仕上がっているのではないかな、と思います。
2004年本屋大賞4位 -
#読了。小学3年生から高校卒業まで、1人の少女の成長を描く物語。時代が丁度自分のとき(70~80年代)と同じで、共感を覚えた。文体もみずみずしく、心に柔らかく沁みる一冊。
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あまりデリケートではない子だったので、共感しづらく、若いtれ印象で終わってしまった。
女性っぽいのが、苦手。