- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087745498
作品紹介・あらすじ
危機に瀕した患者をめぐる医療の建前と現実。緊迫のヒューマン・ドキュメント。
感想・レビュー・書評
-
手術するかしないかを決めるのは医者だ。そしてその結果を全て受け止める覚悟を持て!家族に責任を押し付けて、責任逃れをするな。矜持と責任を持って、全力を尽くす事。それが家族だけでなく、物言えぬ患者にも納得をもたらすに違いない。
色々と考えさせられる「納得」と言う章でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
危機に瀕した患者をめぐる医療の建前と現実。緊迫のヒューマン・ドキュメント。(帯)
-
まるでリアルジェネラルルージュの日誌。
素人にフグ料理と、お酒の飲み過ぎはダメ、ゼッタイ!
植物状態の定義をはじめて知りました。目が動くものを追ったり、簡単な命令に応じられるならば、やっぱり家族は生きてて欲しいと思うかもなあ。 -
救命救急センターで働く筆者の日々を綴った本。
死と生の隣り合わせの現場だが、それを知っているのは働く医者たちのみ。運ばれてくる患者は、そんな逼迫性や現実を知らない人たちばかり。
モンスターと呼ばれる人たちの原型やその無知な子供たち、アル中などで悪いと分かってはいるけれどやめられない人たちなど、現代のモラルのなさを表している。
また、安楽死や生と死の線引きなど、なかなか難しい問題も。これは、今の脳死の本人承諾なしの臓器移植にも繋がっている部分じゃないのかな。
死ぬ事を決めるのは医者。
頭が下がります。