ロックンロール七部作

著者 :
  • 集英社
3.55
  • (25)
  • (22)
  • (59)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 236
感想 : 37
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087747874

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 良くも悪くも、この本はまともに感想が書けない。(でも、読み終えたっていう事実は記しておかねばならない、って私は思うわけ。何故ならあたしは「ベルカ、吠えないのか?」の後にこれを読んでいて、それはそれだけでもとっても意味があることだからだ)

  • 20世紀はどんな百年だったか?
    「戦争の世紀」?
    それは違う。
    戦争は19世紀にもあったし、18世紀にもあったし、当然ながら21世紀にもある(悲しいことだけど)。
    20世紀は「ロックンロールの世紀」だ。少なくともその後半は。
    ロックンロールは19世紀にはなかったし、18世紀にもなかった(21世紀がどうかは…各自で考えて!)。

    この小説はロックを主題としているが、音楽小説ではない。
    ロックは爆音で鳴り響いたりもするし、ただのBGMだったりもする。
    語られるのは人々の織り成す壮大な物語。

    人々は20世紀を走った。そこにはロックンロールが流れていた。

    個人的にはインド編(?)が一番良かった。

  • リズム

  • ロックをテーマに世界をロール(流転)する七部作。面白い。最初か著者の世界にぐっと引き込まれる。「ベルカ、吠えないのか」は大好きな小説のひとつだが、それに続く面白さ。
    ゲーター・ギターの話しが一番好きだ。

    装丁、人物名など、癖が強すぎるのもよい。

  • 2005年作品。昨年の長編小説「南無ロックンロール二十一部経」に繋がる作品。ロックンロールを巡る七大陸の物語。それぞれ独立した話だが一貫するテーマはロック史をトレースするもの。独特のリズム感溢れる文体が軽快なロックのようである。

  • ロックンロールが七大陸をめぐる話。
    文章がリズミカルで、クセが強い分、とっかかりにくい面もあるが、うまくそのリズムに乗れると、すごく気持ちよくぐいぐい読める。

  • 一晩に一章ずつ読みました。流転した~

  • 流転。
    リズミカル。

  • 妹から勧められて読みました。
    なんだかよくわかりませんでした。

  • ごりごりしているイメージで、ついていくのに大変だったのだけれど、
    「もっていかれる」瞬間があった。
    これは、ロックを聴いているときに感じるものと似ていた。
    それだけでも評価せざるを得ない。

全37件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1966年生まれ。著作に『13』『沈黙』『アビシニアン』『アラビアの夜の種族』『中国行きのスロウ・ボートRMX』『サウンドトラック』『ボディ・アンド・ソウル』『gift』『ベルカ、吠えないのか?』『LOVE』『ロックンロール七部作』『ルート350』『僕たちは歩かない』『サマーバケーションEP』『ハル、ハル、ハル』『ゴッドスター』『聖家族』『MUSIC』『4444』『ノン+フィクション』『TYOゴシック』。対談集に『フルカワヒデオスピークス!』。CD作品にフルカワヒデオプラス『MUSIC:無謀の季節』the coffee group『ワンコインからワンドリップ』がある。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

古川日出男の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
池上 永一
いしい しんじ
古川 日出男
古川 日出男
森見 登美彦
伊坂 幸太郎
古川 日出男
伊坂 幸太郎
古川 日出男
カズオ イシグロ
古川 日出男
古川 日出男
森見 登美彦
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×