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エンド・ゲーム―常野物語

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著者 : 恩田陸
  • 集英社 (2005年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087747911

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エンド・ゲーム―常野物語の感想・レビュー・書評

  • 不思議な物語。読みやすいのは読みやすい。ただ、自分にはそんなに合わなかったかな。興味深いストーリーだったけど、広がりがないというか。ふーん、っていうね。何か、救済のようなものが最後にあれば好きになれたのかも知れないけど。こういうのが好きな人もいるんだろう、きっと。

  • 独特の世界観とSFファンタジー。何が面白いのか分からない。

  • 常野物語3作目。すっきりとしたハッピーエンドではない。

  • とても解釈が難しかった。常野一族の物語の終焉を描いているのに、繰り返されるゲームはまるでブラックホールのよう。暎子、時子母娘の視点がくるくると変わり、激しい感情の波について行くのが苦痛でした。読んでいる自分が、何度も「裏返し」されているような気分です。どんな結末でもいいから、早く火浦に解決してほしいと思いながら読みました。正直最後は釈然としないので、常野がこれで終わりだったら悲しい。もっと尊い存在だと思っていたので…。

  • いいねぇ~。いい♪いい♪
    この人は、こ~ゆ~、あり得ない様な事をさも本当にありそうに描写するのが本当に巧い!!
    「裏返す」とか「洗濯屋」とか、実に平たい言葉を使って、これ見よがしなカッコいい言葉を持ってこない所が、逆に信憑性をUPするのかな…。
    火浦さん、東出君のイメージでした。

  • 「裏返す」「裏返される」の概念が自分の解釈と合っているのかわからなかったので、手探りで読んでいった。

    そもそも彼らにだけ見えるものの正体は何なのか。
    恐怖と緊迫感に支配される母と娘の様子にこちらも苦しくなる思いだったが、謎が少しずつ解けていくにつれて絡まった糸がほどけていく感じがした。

    どれが本当でどれが嘘なのか最後まではっきりとはわからなかったが、「洗濯」されたあとの彼らはあれで幸せだったのだろうか。
    そんなことを考えながら、でもこういう世界観は大好きで面白いと思った。

  • 常野物語シリーズ3。
    映子・時子が失踪した父親を発見する。
    一応オセロゲームは終了ということに。
    映子のおばあちゃんがあの世から登場する。真相の真相が存在。洗濯されたときはどうなるのか、これでいいのかとか思ったけれど、私としてはこうなったらいいなという風なところで落ち着いて、よかった。

  • 先の2作品は常野の人達の穏やかな生き方、目立たず、静かな雰囲気が好きだったのですが、今回はちょっとドロドロと暗く狭い雰囲気になっていました。裏返す、という事がとても大変なことで生き残りをかけた力のぶつかり合いだった事にも驚きました。記憶を消す洗濯屋の存在もさらに謎。そして禁忌をおかしたはずなのに、それを知りつつ洗濯屋は、常野の人と裏返された人との間の子を愛してしまう。全てはファンタジー。でもこんな人達が実はいるのかもしれない。光を浴びた3人がこの先歩む人生が気になります。

  • 裏返ったり裏返らなかったり、どこかジョージ・オーウェル的世界、あと長野まゆみの『少年アリス』、筒井康隆『エディプスの恋人』的怖さを感じた。永井均の言葉を思い出したり。自分が生きてきた世界が本当に今いる自分が生きてきた世界であるという証明はできない。あまり考えない方がいい種類の怖さ。そして新しい『物語』。唐突に「共同幻想」なんていう言葉が出てきたからなんとなくそこのセリフだけ浮いているように感じたんだけど、最後は新しい4人で新たな共同幻想に突入して行ったんだなぁ。見ようによっては病理の世界だと感じた。

  • 大好きな恩田陸作品の一つです。常野物語という短編があり、それから発展した長編版です。
    謎が謎を呼ぶ展開となっていて、一気読みしてしまいました。他とは一味違うミステリー!おすすめします。

    http://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=205891

  • 恩田陸さんの常野物語、3作目です。
    1作目である「光の帝国」に登場した母娘が再登場することもあって、2作目の「蒲公英草紙」よりは、この作品の方が続編といった感じがしました。
    誰が味方で、誰が敵なのかわからない緊張感があって、一気に読み終えましたが、2作目がお気に入りの私には今ひとつ無機質な感じで、あまり心に響きませんでした。

  • 少し背筋がぞぞっとする。
    奥が深い。

  • 常野物語ということで、期待してました。

    常野の不思議な世界観はあるけれど、光の帝国にあったような感動は、ない。

    残念ながら、伝わるものがなかった。

  • 超能力者?の話。最後まで読んでも良く分からない。

  • 概念的な話を上手く伝えるセンスはさすがだが、“常野物語”としては、雰囲気ぶち壊しだし、一族についてもスッキリしない。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/12485475.html

  • 裏の裏は、表か裏か。
    緊張に軋む前半。カオスに飲み込まれる後半。結局、裏返すとは、裏返されるとは、どういうことなのだろう。何が実際に起こったことで、何が作られたことなのか。アイデンティティを守ることと、安寧とした日常に身を委ねることは、両立可能なのか不可能なのか。謎の中に放り出され、呆気に取られている間に終幕。まあ、この人の話はそこが面白いのです。

    常野物語三作目でしょうか。前二作も既読だけれど、読んだのが随分前のことだったので、すっかり忘れていました。
    他の能力を持つ常野の人達には他のラストがあり得るのかもしれないと思うと、読んでみたい気がします。

  • 14/03/31

    第二章まではものすごく興味を持って、この先どうなるの?!って読んでましたが、第三章から面白さが一気にしぼみます。残念。ほんとうに残念。ほんとにほんとに残念。

    P319-
    そう。嘘つきはあたしたち。自分たちを幾重にも騙し続けていたんだから」

  • 2014/03/17
    移動中

  • 常野物語3作目。
    こちらもやはり何度目かの再読です。
    1作目の『光の帝国』の中の「オセロ・ゲーム」に出てきたあの人達のお話です。

    「裏返す」「裏返される」。
    何故こんなことを続けるのか?という自問。
    新たな者。
    解き明かされていく真実。

    あのラストにはどこか薄ら寒い物を感じずにはいられません。
    また常野の人々のお話が読みたいです。
    恩田さん書いてくれないかしら。
    常野物語は自分の置かれている環境が変わると、感じ方も微妙に変わっていくので、再読お勧めです。

  • 全体としてはとても面白く、ぐいぐい引き込まれるのだけれど、如何せんラストがカオス。もう少しすっきりまとめてくれたら良かったのに。
    ぐちゃみそに混ぜたあげくに全部袋にぶっこんで口を閉じられた、ような読後感。

    読者まで全ては徒労…か。
    いや、まぁ、それでも面白かったんだけども。

  • 読みにくかった

  • 常野物語シリーズ三作目であり光の帝国で登場した拝島母子が主役の話です。常野物語が好きなので、わくわくしながら読み始めたのですが、のっけから前二作とは雰囲気が異なっていて非常に驚きました。
    とにかく息苦しい物語でした。前二作にある暖かいけれどどうしようもない切なさを含んだ展開とは異なります。ホラー小説を読んでいるかのようでした。

    物語にはどんどん引きつけられましたが、あまりにも非情なラストだったのであまり好きなお話ではなかったです。

  • 最後のほうがよくわからなくてモヤモヤ・・・
    読み直したほうがいいのかも

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