エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語)

著者 :
  • 集英社
3.19
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本棚登録 : 2221
感想 : 359
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087747911

感想・レビュー・書評

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  • 常野シリーズ三作目。このシリーズに白い感じのイメージを持っている人は注意したほうがいいかもしれません、今作はどこまでもグレーな感じです。
    「裏返し」たり「裏返され」たりするあの話の続きです。読んでる間にふと、なんでこんな不安な感じの話を読んでるんだろう、という気になったりしました。

  • 闇!灰色の闇!ファンタジーで変な世界。映像化されたら絶対観ない。浸食される。常野一族は不思議なチカラを持っている。『あれ』に『裏返され』る前に『裏返す』。ちょっと 気持ちわるい描写もあったけど飲み込まれた。今じぶんがいるココがドコかわからなくなる。

  • 最後まで世界観がほとんど明らかにされない。
    でもスラスラと読めるところがすごい。

    暗くて不明瞭。
    登場人物の誰にも感情移入できない。

  •  常野物語シリーズの一話。良質のファンタジーであり、ホラーっぽくもある。読み応えがあった。

  • 常野物語だから、って期待して買ったら、気持ち悪かった…。『光の帝国』のオセロゲームは良かったんだけどな。設定もちょっと難しくて、ちゃんと考えたいんだけど、なんか気持ち悪くて読み返す気も起きず古本屋へさようなら。恩田陸は当たり外れあるのがある意味スリル。

  • 短編オセロゲームの時のが好きだったけど、緊迫感と暗い感じは健在。

    最後ごちゃごちゃっとして訳わからなかったけど、恩田陸らしいっちゃらしいっすな

  • 相変わらず世界の構築がすごく巧い方でした。

  • 常野一族、異質なものに乗っ取られた人間を「裏返す」能力をもった家族の葛藤と記憶を消去する「洗濯屋」の物語。かなりサイケデリックな描写が続く…ちょっと大友さんの「アキラ」を思い出した。

  • 常野物語の続き。
    恩田さん独特の迫るような描写で
    ほぼ一日で読めました。
    母の背負ってるものとか
    ファンタジーですがリアルな部分も多々あり
    今読めてよかったと思いました。
    いつも作品全全体は好きなのに
    終わり方にうん~?;;;となっていたのですが
    今回は最後の最後にもありおもしろかったです。

  • 『光の帝国-常野物語-』の中の「オセロゲーム」という短編の続編。
    視点がいろいろ変わる上に日付も前後するので、飽きずに読み進めることができました。
    でもなぜか読んでいると不思議な恐怖感に・・・
    あまりにドキドキしすぎて度々休憩を入れたほど。
    とにかく、面白かった!

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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