アメリカは今日もステロイドを打つ USAスポーツ狂騒曲 (SHUEISHA PB SERIES)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 172
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087805161

作品紹介・あらすじ

アメリカの10代のステロイド使用者数、30万人!なぜアメリカ人は副作用を知りつつ、ステロイドで筋骨隆々の身体になろうとするのか…。「アメリカンスポーツ=富と名誉、夢と希望、強くてカッコいい」の思い込みをぶっ壊すエピソードの数々。「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」の著者が暴くスポーツバカ大国・アメリカの真実。

感想・レビュー・書評

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  • フィジカルを脳みそ筋肉と短絡にとらえることは愚かだ。が、スポーツというカテゴリー内でのトラブルは知性理性を飛び越えるダイナミクスがあることもまた真実なのだと学んだ。

  • アメリカ在住の町山さんが、様々な分野のアメリカ人やその家族等について語っている。薬漬けだったり、悲しい運命をたどったり、笑い話として読めるもの等様々な話しが盛り込まれている。アメリカスポーツの一面が見れるんじゃないかなと思う

  • アメリカのスポーツ狂は、一本筋が通ってます。

  • アメリカのプロスポーツはこんなにも泥臭いのか。プロレス好きの私としては、ステロイドの影響で早くになくなるレスラーがあまりにも多いのにかなしくなった。クリス・ベノワはとても好きなレスラーだった。

  • 文庫版が図書館になかったのでこちらを借りました。
    シリアスな話から、明るい話、バカな話まで。
    スポーツはクリーンでフェアなものだけではない。人を魅了するあまり、さじ加減を間違えればプレイヤーも観客も狂わせるものなんだな、と思いました。

  • 冒頭のアスリートのコメント「もうすぐジン(遺伝子)ドーピングの時代が来る」
    この言葉は、忘れてはいけないな。
    片足のスキーヤー、ダイアナ・ゴールデン、四肢欠損のアマレスラーなど勇気をもらえるようなエピソード満載の後半がお勧めです。

  • アメリカのスポーツ事情にスポットをあてた、町山智浩の連載をまとめた作品。
    アメリカのアスリートの薬漬けの現実にびっくり!
    ふだんから、アメリカの薬摂取量について、疑問があったのですが、これを読んで確信しました。
    「アメリカの薬依存は、おかしい!」

    朝目覚めると興奮剤を飲んで気合を入れて出社。
    悲しみは抗うつ剤、怒りは鎮静剤で鎮める。
    バイアグラで勃起させてセックスをする。
    睡眠薬を飲んで寝る。

    映画やテレビにやたらと錠剤を飲むシーンがあるけど、これかよ!みたいな。
    それ以外にも、アメリカのちょっといい話など話題は豊富。

    バスケットボール優勝チームの黒人選手に対して70歳の大物DJが人種差別発言に対して、チームが抗議する話は、心があたたまるイイ話。

  • 町山さんの本を初めて購入。NHKで、大リーグはアメリカを映す鏡であると言うNHKの番組をやっていたが、この本はスポーツや選手を通じて、アメリカ社会を表現している

  • 筆者は、NFLとMMEのファンなのだろう。おそらくファンであれば面白いネタがいくつも紹介されている。ただ残念ながら、アメリカのスポーツは、MLB(と少しだけNBA)しかわからない自分には前知識が不足しすぎていて面白みがわからないところも多かった。
    気軽に読むタイプの本だと思う。

  • bigger,stronger,faster!の言葉がアメリカの筋肉信仰をよく表してます。一握りのおかしな人のエピソードもあれば、アメリカ人全体の病がよくわかる話も満載。ステロイド、精神安定剤、などなど、ドラッグ依存社会だということもよーくわかります。向こうのドラマを見ていても、セラピーと薬に頼りっぱなしだもんね。いつもながら、おもしろおかしく勉強になる本です。

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著者プロフィール

1962年生まれ。映画評論家。1995年に雑誌『映画秘宝』を創刊した後、渡米。現在はカリフォルニア州バークレーに在住。近著に『トランピストはマスクをしない コロナとデモでカオスのアメリカ現地報告』(文藝春秋)、『映画には「動機」がある「最前線の映画」を読む Vol.2』(集英社インターナショナル)、『最も危険なアメリカ映画』(集英社文庫)、『町山智浩のシネマトーク 怖い映画』『町山智浩の「アメリカ流れ者」』(スモール出版)などがある。

「2021年 『町山智浩のシネマトーク 恋する映画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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