定年認知症にならない脳が冴える新17の習慣

著者 :
  • 集英社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087815610

作品紹介・あらすじ

今まで誰も知らなかった! 予約のとれない認知症外来の名医が明かす「脳専用」の健康法。40代から始めたい。50代、60代でもまだ間に合う。人生100年時代、一番大事な資産はあなた自身の脳です!

感想・レビュー・書評

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  •  植物を枯れさせないよう世話をするように、脳も枯れさせないようにしなくてはならない。定年後認知症になるのは、脳を使ったり育てたりしなくなるから。この本のポイントは3つ。①まず脳幹を守る。脳幹は生命を維持する機能(睡眠と覚醒、体温調節など)。適切な食事で体重管理し健康を維持。 ②次に脳を使う。大脳近縁系は感情と欲望を司る機能。ものを見る、読む、文字を書く、歩くなど。 ③最後は脳を育てる。大脳新皮質は理性を司る機能。毎日鍛え続けること。例えば、毎日5分間、新聞を声に出して読むなど。
     脳は使い続けることによってのみ維持される。筋肉と同じですね。脳を枯れさせないためには、ものを読む、見る、歩く、文字を書く。特にノートをつける。朝、予定を書き出し、今日のストレスの予測をする。人はストレスで成長する。ストレスのないことが脳のストレスになることがある。からだと脳の健康法は、だいたい同じですが、ストレスに関しては少し違うところもあるようです。適度なストレスが必要で、過度のストレスは厳禁ということなんだと思いますが!
     植物を枯れさせないように世話をするのと同様に、脳も枯れないようにする。脳を守り、使い、育てる3つのステップ。築山節「脳が冴える習慣」、2017.5発行、再読。●脳を守るには:①睡眠 ②体温を一定に ③水分補給 ④毎日一定量(例、8000歩)歩く ⑤太り過ぎない。 ●使うには: ①5人以上の人間関係 ②喜怒哀楽を少なく、暴走しない ③ストレスをため込まない ④1日の行動を時間軸で整理する。 ●育てるには: ①常に新しい情報を取り入れる ②入力から出力まで ③感情を抑制する ④脳を休ませる。

  •  昨日は、脳神経外科専門医の築山節(たかし)さんを取材。築山さんが所長を務める北品川クリニックにて。私はお盆期間も「絶賛仕事中」である。

     このブログ内を検索してみたところ、前回築山さんを取材したのは8年前の2009年のこと。品川から一駅先なのにまったく目立たない北品川駅で降りるのも、8年ぶりだ。

     築山さんの最新著作『定年認知症にならない脳が冴える新17の習慣』(集英社)、『脳神経外科医が教える「疲れない脳」の作り方』(PHP新書)を読んで、取材に臨む。

     2つのうち、『定年認知症にならない脳が冴える新17の習慣』はとくによい本であった。
     これは、累計57万部突破のベストセラーとなった築山さんの旧著『脳が冴える15の習慣』をふまえた続編ともいうべき本で、タイトルのとおり認知症予防に重点を置いた内容。

     「予約のとれない認知症外来の名医」(帯の惹句より)である築山さんの、長年の診療経験をふまえた、いわば“現場で磨かれた脳科学”の卓見が満載だ。

  • 定年認知症とは、定年をきっかけにいつのまにか陥る認知症のこと。だれでもドキッとする、このリスクに立ち向かうために
    40歳から100歳まで、今すぐ始められることはこんなにある!
    40代・50代から備えれば将来決して認知症にならない!
    60代・70代のモノ忘れやボンヤリ頭がすっきり晴れる!
    80代・90代はいつまでも脳が若返るスーパー長寿に!
    【目次】はじめに 第一章 あなたの脳の状態を知る
    定年認知症のリスクをチェックする
    第二章 定年と認知症はどう関係するか
    医者の間では前からあたりまえ「定年認知症」
    第三章 まず脳幹を守れ
    まとめ 第一層「脳幹」脳が冴える新5習慣
    第四章 あなたの中の動物、大脳辺縁系
    まとめ 第二層「大脳辺縁系」脳が冴える新6習慣
    第五章 生涯育つ脳、大脳新皮質
    まとめ 第三層「大脳新皮質」脳が冴える新6習慣
    おわりに 脳という資本

  • 目標を持つ=努力する方向の見える化になる。
    課題を見つけ、解決しようとする。→脳が働いている状態。
    歩くと脳への血流がよくなる。(頭頂部→耳のあたりにかけて、足/手/口に関係する脳の機関がある。)
    書いたり音読したりするなどアウトプットするのは脳にいい。
    今日あったことを日記に書くなど。
    起きる時間を一定にする。
    朝食を食べる。
    脳幹に自律神経が入っている。
    やることリストを書いて、それに伴うストレスを書いて、そのストレスへの心構えをする。

    (もしかしたら異なる著者かもしれないが)
    利き手とは逆の手を使ってみる。
    左手を使う→右脳に刺激がいく?

  • 【本書のポイント】
    ❶毎日同じ時間に寝て起きる
    ❷毎日10,000歩歩く
    ❸水分をこまめに補給する

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著者プロフィール

1950年愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長などを経て、公益財団法人河野臨床医学研究所附属北品川クリニック・予防医学センター所長。医学博士。脳神経外科専門医として1992年、脳疾患後の脳機能回復をはかる「高次脳機能外来」を開設。著書に『フリーズする脳』『脳が冴える15の習慣』『脳が冴える勉強法』『脳を守る、たった1つの習慣』等。

「2020年 『「冴える脳」をつくる5つのステップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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