不動産バブル崩壊! その時こそがチャンス!! 5%の“勝ち組”投資術

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087860757

作品紹介・あらすじ

ここ数年、不動産市場は都心商業地から始まった局所バブルの状況。金融危機が起こると、一般不動産市場も急落するが、実は投資のチャンス! 時期と選び方次第で、不動産は安定確実な副収入が見込める。

感想・レビュー・書評

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  • 不動産会社での勤務を経て、不動産コンサルティング会社を設立、資産3億円以上の資産家を対象にした、相続対策や不動産投資コンサルティングを生業とする著者の一冊。

    まもなく迎えるであろう、不動産バブルの崩壊にどう備えるか、バブル崩壊後に市場に出回るであろう、売り急ぐような物件を買うために、今から準備しておこうという内容。

    それでも、どんな物件でも買っていいというわけではなく、決して焦らずに「アービトラージ」のある物件を探していく。
    「アービトラージ」とは、金融業界で使われる投資手法だけど、不動産投資でいうそれは、歪んだ価格のついた物件を発見して、利益を得たり、価格が価値と一致していない物件を特定して、それを利用する戦略をたてるということ。

    例えば、不動産バブル崩壊後に起きる、購入時と実際の評価額と売りだし価格のギャップや、不動産取得からの年数による売却時の税金のギャップ、土地の最有効活用による開発、古いものを安く手に入れ、再生させる開発行為によるギャップ、減価償却機関の短い賃貸コンテナを利用したプライベートカンパニーへの譲渡による税制のギャップ等、多くのギャップの見つけ方が紹介されていた。

    いずれにしても、安く購入した不動産を高く売れるときに売却していくキャピタルゲイン重視の投資手法が紹介されていた。

    不動産投資には出口は付き物。
    いくつもある出口の選択肢を固執や思い込みで無くしてしまわないように、売却についての知識もしっかり勉強しておく必要がある。
    不動産投資は、ついつい物件自体に愛情を持ちすぎてしまいがちで、それ自体は決して悪いことではないけど、どこかで第三者的なもうひとつの目を光らせて、何が一番の目的なのか、何が一番有利な手法なのかを考え見極められる冷静な分析力ももっておきたいと感じた。

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著者プロフィール

1959年(昭和34年)岐阜県生まれ。鳥取大学工学部卒業。
大手ハウスメーカーにて、船橋支店長、本社資産活用推進部の責任者を経験後、大手賃貸管理会社の役員を務め、2004年6月に株式会社福田財産コンサルを設立。
総額1600億円を超える豊富な財産コンサルティングの経験を活かし、フリーな立場で、依頼者本位の助言を行う。
また、コンサルの傍ら、不動産相続ビジネス研究会顧問、公認不動産コンサルティングマスター「相続対策専門士」統括講師、公認不動産コンサルティングマスター試験アドバイザー、株式会社レガシー企画制作DVD講師、JA、宅建協会、㈱住宅新報社等の講演・勉強会を多数務めてきた。
現在は、総資産10億円以上の資産家が集まる「ビリオンクラブ」の運営を中心に、完全個別の財産戦略コンサルティングに絞って業務を行っている。
さらに、自身もロバートキヨサキ氏の提言に触発され、不動産投資を実践し、今では家賃収入1億円以上、総資産10億円以上の投資家となり「ビリオンクラブ」の仲間入りをした。


「2021年 『[理論][事例][Q&A]から学ぶビリオネアの東京不動産投資』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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