- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088650807
感想・レビュー・書評
-
竹本と義理の父・カズさんとのやり取りがいいね。
「誰も 誰かの代わりにはなれん」
「家族に替えはきかないんだと思い知った」
誰かの代わりにはなれないからこそ、自分の役割を頑張って果たすしかないんだなと。
花本先生の「そういううっとおしいよーな重い荷物の中に愛情ってのが入ってるのさ」って言葉。さりげないけど刺さる。
「替えはきかない」は花本・原田・理花の関係性にもかかってくるよね。羽海野先生の作品は、現実のあたたかさも苦さもしっかり突きつけてくる。
真山と山田のおんぶのシーンも心に残る。背中に落ちていく涙と「好き」。それに「ありがとう」と返す切なさ。
「『あきらめる』ってどうやればいいんだろう」にも胸を締めつけられる。
「『自分の事を一番好きになってくれる』たったそれっぽっちの条件なのに どうしてなの 永遠に揃わない気がする」
気持ちのすれ違いのほろ苦さ。それでも、好きな人や物を見つめる視線は、ただそれだけで美しいんだと。そう伝えてくれてるような感じがする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2回目読んでると、このテンション高いノリも結構慣れてきますね。何とも甘酸っぱい展開の連続であろうか。真山がつい先生の携帯の通話履歴を見てしまうとことか、山田さんが真山におぶられて帰るとことか、真山が理花さんに外れないようブレスレットつけてあげるとことか。。。分かるよ…男は理花さんのような女に弱いんだよな…
-
久しぶりに読んだら年上だった花本先生が同世代になっててビビる。
もっと大人の印象だったな~。 -
初読。人間関係が進んでゆく。真山は花本先生に促されてようやくちょっと向き合えた。歩みを進める者もいれば、居続ける者も。森田先輩は…うん。同時に登場人物たちの過去が明らかになってゆく。大人組にあんな過去があったとは…。原田さんによる花本先生の呼び名が変わっていくところが良かった。それはそうと、真山から理花さんに向く矢印が報われるのは簡単ではなさそうだ。恋愛はいつでも安直なわけではなく、まして現在の真山と理花さんの関係は恋愛関係に発展する以前に、理花さん本人も言うように人間関係に問題があるわけであって。どうなってゆくんだろう。
先生のためにみんなで探した四つ葉のクローバーは伏線なのかどうなのか←。でも一つ確かだと思うことは、竹本くんが独白した通り、全てが思い出になったときに繰り返し思い出すのはみんなで過ごした何気ない時間なんだろうなということ。
あと、お父さんがホームラン打ったくだりで竹本くんと同じくらい笑いました。パリ〜ッヒョ〜って。音のしょぼさが妙にリアルで面白かったです、それだけ。
次巻も楽しみ。 -
恋がしたくなる!
-
“はぐみに対する竹本と森田の不器用な恋…。そして真山と山田のすれ違いの恋い…。悩み苦しみながらも彼らはちょっとずつ成長していく。大ヒット青春ラブ・コメディー第2巻!!”―裏表紙より。