- Amazon.co.jp ・マンガ (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088715094
感想・レビュー・書評
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志々雄真実の配下の尖角が治めていた新月村の住民は暴力の恐怖に慄き、生きることだけが目的となり誇りも尊厳も失っていた
そこの住人の栄次は、兄と両親を殺されていた
剣心の剣に倒れた瀕死の尖角にとどめを刺そうとする三島栄次
剣心は、その栄次の手を止め諭す
その言葉には胸を打たれた。漫画と侮るなかれ
お前がこの小さな手を汚しても誰一人として喜びやしない。時がたてばこの小さな手は大きくなりお前は必ず大人になる。
その時、志々雄一派の様に力で人を虐げる男にはなるな。村人の様に暴力に怯えて何も出来ない男になるな。最期の最期までお前を案じ続けたお前の兄の様な男になって、幸せになるでござるよ
台詞が胸に響く
自分の命をかけ、強気を挫き、弱気を助ける剣心の熱い心
この漫画が人気があるのは、ここだな
新月村を救った剣心は、京都へと急ぐ
時を同じくして、志々雄は、全国に散らばった十本刀と呼ばれる剣客に京都へ集結するよう伝令を出す
着々と対決の日が近づいている
やばい!
図書館が閉館になったから、暇つぶしに読み出した『るろうに剣心』どんどんのめり込んでいって、途中で放り出せなくなってしまった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
京都到着。
志々雄との対峙。
ロケット頭の尖角は、『ドラゴンボール』に登場しそうな体型。 -
おもしろい
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新月村の戦いの続き。著者はコラムで新月村は日本の村社会の嫌なところを描きたかったと記した。実際、村人達を可哀想な人達とは描いていない。体制を維持する側になっている。少年は村から出ていくことになり、「終わり良ければ全て良し」のナイーブな展開ではない。
一方で著者は日本の村社会の嫌なところを描き切れなかったと反省している。確かに抑圧を描いているが、相手のためという名目で負担や我慢を押し付け、名目上自発的に自己犠牲に追い込ませる日本の村社会のズルさまでは描けていない。それでもエンタメ作品としては深い。
本作品は王道的なバトル漫画として人気になったが、明治政府の恥部である赤報隊を当時の少年(就職氷河期世代)に広めた作品でもある。著者が日本社会に対する深い批判精神を持っていることが分かる。 -
剣心が栄次を慰め、励ますシーンは涙なしには頁捲れぬでござるよ
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これが噂の「二重の極み」か…宗次郎との勝負で逆刃刀が折れる
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折れた
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斎藤と剣心が並んで志々雄の館に向かうシーンが印象的。
抜刀斎に睨まれた尖角のザコっぷりには笑った。佐之助と安慈の出会い。修行の件もよかった。