アイシールド21 37 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
4.37
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本棚登録 : 830
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088747354

感想・レビュー・書評

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  • 人物、台詞、背景・・・どれをとっても格好良い。

  • 完結から約14年目のタイミングで読破。
    めちゃくちゃ気持ちの良い作品だった…!

    主人公のいる泥門デビルバッツのメンバーはもちろん、ライバル校のキャラクターたちにまで、ちゃんとスポットが当てられて救いがある。製作者側のこれ以上ないキャラクターや作品愛を感じて胸がいっぱいだった…。
    クリスマスボウルが終わってからは、ボーナスステージみたいなものなんだろうなと思ってすみませんでした。ちゃんと最後の最後まで熱かった…!!

    この巻のアメリカユース試合も本当に良くて、特に高見さんの試合出場、包帯男の正体・葉柱ルイくんの登場(ヒル魔さんが最初から分かってるのも良いんだよな…)、阿含さんが坊主になって雲水さんの諦念を打ち砕くところ、走ることに全振りしてきたセナくんがパンサーをフィジカルまで駆使して止めるとこ(もう誰がどう見ても表情が強靭な闘うアメフト選手なのよ…)、ずっと涙をこらえて読んでいた。何て、何て熱いんだ…!

    この作品、読み終わってみると、最初から最後まで作者のメッセージが貫き通されていたと思う。

    アメリカンフットボールという競技の特性でもある、〝何か一つ得意なことがあれば、それを活かしてチームに貢献できる。チームの中でそれぞれ補い合えれば強敵にも負けない(あなたが活きる場所はきっとある)〟、そんなメッセージを私は読みながらずっと感じていた。

    どんな体格でも、運動能力が高くなくても、走るのが得意じゃなくても、何かが下手でも、頭が良くなかったとしても、不得意なところは得意な誰かがカバーしてくれる。
    そしてそれはスポーツに限った話ではない。

    本当に素敵な作品だった。
    ありがとうアイシールド21。ありがとう稲垣先生、村田先生。

  • 日本vs.アメリカは引き分け!とはならず、結果的にはアメリカが優勝とわかった。
    皆、大学生となり、それぞれの進路は異なって、新たな戦いがここから始まるのだろう。
    初めは、主務として活動していたセナが、最後には伝説の、そして、本当の「アイシールド21」として、1人のアメリカンフットボーラーとして成長していく物語に感動した。
    この作品は、人生で一回は読むべき作品だと思えました。

  • ☆完

    〜春季東京大会編〜 1-4巻
    ・vs恋ヶ浜キューピッド 6-3勝利
    ・vs王城ホワイトナイツ 12-68敗北
    ・モン太加入
    ・vs族学カメレオンズ 46-28勝利

    〜アメリカ合宿編〜 5-10巻
    ・vs太陽スフィンクス 20-20引き分け
    ・パンサーとの出会い
    ・vsNASAエイリアンズ 32-33敗北
    ・デスマーチ
    ・瀧加入

    〜秋季東京大会編編〜 11-19巻
    ・vs網乃サイボーグス 38-8勝利
    ・vs夕陽ガッツ 42-0勝利
    ・vs独播スコーピオンズ 42-0勝利
    ・筧、深町と戦う
    ・vs巨深ポセイドンズ 18-17勝利
    ・ムサシ加入
    ・vs西武ワイルドガンマンズ 42-44敗北
    ・キッド、鉄馬、リクに敗れる
    ・3位決定戦
    ・vs盤戸スパイダーズ 24-23勝利

    〜関東大会編〜 20-31巻
    ・vs神竜寺ナーガ 36-35勝利
    ・一休、阿含との戦い
    ・vs王城ホワイトナイツ 42-40勝利
    ・進、桜庭との戦い
    ・vs白秋ダイナソーズ 43-42勝利
    ・蛾王、マルコとの戦い

    〜クリスマスボウル編〜 32-34巻
    ・鷹、大和との戦い
    ・vs帝国アレキサンダーズ 45-44勝利

    〜ユースW杯編〜 35-37巻
    ・vsロシア 34-20勝利
    ・vsミリタリア 77-0勝利
    ・vsドイツ 34-24勝利
    ・五芒星との戦い
    ・vsアメリカ 45-45延長へ
    ・それぞれの大学へ

    [総評]
    キャラ個性的ですきー。
    神竜寺ナーガ倒したあたりから強さの基準がデタラメよ

  • 泥門高校1年小早川瀬那。気弱な性格が災いし、幼き頃よりパシリ人生を送ってきた。だかぞのおかげで(?)ズバ抜けた俊足を持つ瀬那は、悪魔のごとき男・ヒル魔によりアメフト部へと引きずり込まれる。

    登場人物の能力のインフレがすごい。

    キャッチマックスが流行った。

  • [心にふれた一文]
    ...ないもんねだりしてるほどヒマじゃねぇ あるもんで最強の闘い方探ってくんだよ 一生な

    [心にふれた理由]
    スポーツやっていたことがあるなら誰しも一度は人の能力や才能に嫉妬を抱いたこともあると思う。そんなときに前向きになれる言葉だから。

    ▼配架・貸出状況
    https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00455745

  • 終盤はもう作者2人とも気力尽きかけなのがみえみえで、残念。あと今の意識で読むと、ギャグのナチュラルな差別がかなりキツイです。

  • 1~37巻まで一気読みしたので、こちらに感想をまとめます。
    大変面白かったです。こんなに読んでいて胸が熱くなる作品は、滅多にありません。
    主人公陣の泥門デビルバッツはもちろん、王城ホワイトナイツ、西部ワイルドガンマンズ、巨深ポセイドン、神龍寺ナーガ、帝黒アレキサンダーズなどなど、どのチームもとても個性的ですごく好き。スポーツ漫画だからというのもあるのでしょうけど、嫌いになれるような『悪役』というものがそもそもいない。それぞれがそれぞれに必死で、パッと見には完璧に見えても悩みや弱点があって、本当は自信なんかなくても『自分が最強だ』と言い切り、自分の才能の限界を知りながらも諦められずに頂点目指して戦い続ける…。――勝負の世界! 汗と泥と涙と、そして勝利と栄光の世界。なんて眩い、熱く輝く世界なんでしょう。
    私はこの漫画のあらゆる『漫画的』な部分が大好きです。「どう考えたって勝てる訳がない!」と思わされるような大袈裟な演出と、その予想を覆して大逆転勝利をする無茶な展開には毎度のことなのにまんまとすごくワクワクして「すげー! かっけー!!」と熱狂してしまいますし、現実には絶対いそうにないような個性溢れすぎてるキャラクターも面白くて本当に大好きです。絵がまた良い! もちろん普通に受け入れましたが、例えばあの鋭すぎるヒル魔と丸すぎる栗田が同じコマにいるのって、よく考えるとすごくないですか。小結って身長何cmなんでしょう? 高校生なのに、1mもなさそうですよね? 他にもいろいろありますが、こういう無理のあるデザインが惜しげもなく使われているところも素晴らしいし、見ているだけで楽しくなってくるような、活き活きとした表情や動きの表現もすごく良い。表紙や目次などの、たくさんのキャラクターの集まっている絵がまた、「絵を描くのが楽しくてたまらない!」という気持ちが伝わってくるような圧倒的な魅力があると思います。それから、女の子がすごくかわいいのもとても良いです。
    どのチームもいちいち大好きだっただけに、主人公たちが大学生や社会人となって別々のチームに分かれる最後にはなにか物悲しくなりましたが、それもまた、「どこまでも戦い続ける」というテーマがきちんと貫かれていて良かったと思います。
    全部読めて、満足しました。面白かった!!

  • 終わる前にジャンプ読まなくなってしまったので単行本で改めて。個人的に好きなヒカルの碁にも重なる感じや絵の力もあって、読んでいて爽快!

  • 大好き。
    最初からわくわくさせられっぱなしだった。「馬鹿にされていた主人公が成長して周りを驚かす」的なストーリーが私好みすぎて、セナが俊足で敵を追い越す瞬間はかなりの爽快感があった。セナがアイシールドの名じゃなく小早川瀬那として登場するシーンは忘れられない。それぞれの高校ごとに強い個性があって見ていて飽きない。みんな頑張ってる感がひしひし伝わってきて誰が負けても心が痛んだ。スポーツ嫌いな私がこんなにハマるなんて…。
    帝黒戦以降は確かに失速気味で世界戦なんかは蛇足だったかもしれない。でもあの今まで戦ってきた強敵揃いのオールスターなメンバーは頼もしすぎる。
    久しぶりに読み返して再燃したから全巻購入検討中。

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