学園天国 6 (ヤングジャンプコミックス)

著者 : 遊人

• 集英社 (2005年10月19日発売)

感想・レビュー・書評

[キじばと。。さんの感想 · 2018年8月19日]

水泳部の顧問になったまことは、エースの片瀬（かたせ）なぎさという女子生徒が、クラスで集めたお金を紛失してしまい、その穴埋めをした教師の韮崎に理不尽な要求をされていることを知ります。

そんなまことに、韮崎から「エンジェルバトル」の挑戦が突き付けられます。エンジェルバトルとは、教師と心も体も結ばれた生徒どうしが戦い、ハーレムをめざすという、学園の独自のシステムです。３人の女子生徒と結ばれリボンを送られた韮崎に対して、まことはつむぎと瞳の二人からしかリボンを受けとっていません。ところが、彼に救われた倫子が、招木ミケの策略によってワインを飲まされたまことと無理やり肉体関係を結び、彼は３つめのリボンを獲得することになります。

こうしてエンジェルバトルがはじまりますが、第1回戦の料理バトルでは、つむぎが敗退を喫することになります。さらに学園を追い出された上條先生がふたたびまことの前に現われ、学園内のレアキャラとして知られる「ニップル」というヘンタイ女をともなって、まことにエンジェルバトルを挑んできます。

あやのとつむぎのあいだで揺れ動くまことの心をえがいた、ちょっとエッチなラブコメだと思っていたのですが、エンジェルバトルという無茶苦茶な設定が導入されて、いったいこの作品はどこへ向かっているのかわからなくなってしまいました。