- Amazon.co.jp ・マンガ (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088772585
感想・レビュー・書評
-
歌舞伎町の有名ホストクラブ「ロミオ」に勤めるホスト・的場遼介が、様々な女性との出会いと別れを経て成長を重ねていき、最終的には歌舞伎町のトップである「夜王」を目指す…という物語。
前巻から次巻くらいまで(たぶん)は、ロミオに新しくやってきた謎の美青年ホスト・翼を巡るお話です。
前巻で、翼は遼介に「俺がロミオのNo.1になったら、店を辞めて下さい」と挑戦状を叩き付けます。そして、翼は新人とは思えぬ技術で、次々に指名客を掴み、更には遼介派のホストたちを切り崩して自分の派を立ちあげ…というあたりでこの巻へ。
なんというか…遼介の能天気さが光る一巻。
遼介視点では「女を泣かせるなんて、翼は最低だ!」ってことなんだろうけど、翼視点(読者目線?)では「売り掛け(自分への借金)を払わない女性客に来られても…」だし。
前巻からのトータルでも、翼の方が圧倒的に「お仕事をしっかり頑張ってる」印象だよなぁ(自派の教育も含めて)。
この作品は「すごいホストが登場!でも過去の女性関係に足元を掬われて、なんだかんだで遼介の逆転勝利!」が定番コースなのだけど、もうちょい翼自身のやり方にも欠点がないと、落としどころが難しいんじゃないかなぁ。
…や、もしかして、「翼の大勝利!」で終わるのか?それなら話は変わってくるぞ。
相変わらず絵のコピペが多用されていて、そのせいで「同じコマなのに、人物の線の太さがバラバラで、変な遠近感が…」や「このコマ、表情と角度が不自然でコラっぽい…」などがある、というかそっちの方が多いくらい。(まぁ、17冊も読んでおいて、今更そこに触れなくても、という話ではある)
…などと色々ツッコミたくなるところはあるものの、そういったメタでシュールな楽しさを除いても、なんだかんだで面白いのであった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一気読み。扉絵の主人公がどんどんカッコ良くなってくな〜と思いました。