フロイトシュテインの双子 (ヤングジャンプコミックス)

  • 集英社
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本棚登録 : 115
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088900056

作品紹介・あらすじ

教師を目指す冴えない大学生・桜井は、古めかしい洋館に住まう可愛らしい双子の家庭教師をすることに。しかし、その双子の正体は、黒魔術に傾倒する邪悪な子どもたちであった。双子の“玩具"として弄ばれる、桜井の悪夢のような毎日が始まる…! ホラー漫画の可能性を詰め込んだ、うぐいす祥子初の短編集!
【収録作品】森の中の家/とむらいバレンタイン/星空パルス/恋の神様

感想・レビュー・書評

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  • ホラーとギャグは紙一重とよく言うけれど、これは完全なる融合。怖くて笑える。グロくても笑える。
    そしてホラーといえば"美少女"ですね。美しさと残虐さ。絶対外せない!
    正統派ホラーの香り色濃く漂う、異色ホラーです。

  • 相も変わらず、おぞましいホラー&スプラッタ漫画
    うぐいす先生は自分にしか描けず、なおかつ、読み手に読了後に膨らむ恐怖を植え付ける絵柄を知っているな、と思わされる。何と言うのか、この先生って幽霊や悪魔みたいな怪奇の存在よりも、人の心の中にある悪性を浮き彫りにするのが巧い
    『フロイテシュテインの双子』シリーズ
    他人を、自分の欲望を満たす為に、いくらでも傷つけられる、子供特有の無邪気が根幹にある邪悪には鳥肌が立った
    『森の中の家』
    男が絡んだ時の女の嫉妬深さは怖いですねぇ
    死んでも殺す、とはこういう事か
    『とむらいバレンタイン』
    この後、どうなっちまうのか、想像したくないのに思い浮かべちゃう強烈なラストに冷や汗が・・・
    『星空のパルス』
    ハッピーエンドなんだか、バッドエンドなんだか、判らんが、主役の宙太はこれからの人生、苦労しそうだ
    『恋の神様』
    どんな君でも好き、と簡単に言える奴はまだまだ、本当の恋愛を知らない
    恋の神様も、こんな予想外の悩み事を持ちこまれても困るだろうなぁ
    しかし、こんだけ怖くて、気持ち悪いのに、ひょんなタイミングに、強引な力技で読み手を笑わせて来るから油断できない、うぐいす先生は
    グロがダメな人は絶対に読まない方がいいだろうし、その方面に強いって頻繁に言っている人も確実に自信を折られるので、卒倒して恥を晒したくないなら読まない方がいい
    そうなると、誰に薦めればいいのか、って話になっちゃうな
    個人的に推しの話は、『星空のパルス』。これで是非、連載をして欲しい、ミラクルジャンプで

  • 「死人の声をきくがよい」でも感じていたが、
    それを子供にする!?/それを子供にさせる!?
    というエグさがあって、好き。
    【収録作品】森の中の家/とむらいバレンタイン/星空パルス/恋の神様

  • 怖ろしく残酷な双子に玩具にされた主人公の不幸を描く表題作シリーズも面白いが、少女達のドロドロとした友情にホラーなエッセンスを加えて一級の残酷作品に高められた「とむらいバレンタイン」は綺麗な起承転結を楽しめる。

  • 真面目にどす黒いホラーをしていたかと思えば次のコマで軽快にふざけてたり、コメディの方法論でどす黒い(ここは譲れなさそう)怪奇描写をしていたり、作者のホラー誌以外では反応に困る部分を煮つめたような怪作。あらためて掲載誌は不思議な雑誌だったなと思う。

  • 好きですうぐいす作品!あとやはりキャラのお顔がいつもかわいいなあ( ´∀`)

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著者プロフィール

代表作に『死人の声をきくがよい』(ひよどり祥子名義)、『悪い夢のそのさき…』、『フロイトシュテインの双子』、『闇夜に遊ぶな子供たち』。

「2021年 『ときめきのいけにえ(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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