- Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088915012
感想・レビュー・書評
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今回も見所もりだくさん。
尾形かと思わせて実は……なミスリードに驚き、杉元の衝撃的な絵の下手さに目が覚め、杉元への新しい感情を自覚したアシリパは乙女心と映画に揺れ、チカパシとリュウは本当の家族を得て勃起し、ソフィアは乳首をポロリしてタイソンは手加減せず、土方VS鶴見の駆け引きは新局面に突入。あのロシア人は仲間になるのか気になる。
以前の貞子や啄木といい、実在の人物をモデルにしたキャラがちょこちょこ助演するのも嬉しい。個人的には杉元の気持ちもアシリパの気持ちもどちらもわかるので辛い……アシリパは杉元に子ども扱いされるのが嫌な気持ちもあったんじゃないかな?
子ども扱い=恋愛対象じゃないって事で、彼を憎からず思ってる身としてはこれ程もどかしいこともない。
そして今巻はサプライズが仕掛けられてる。
いやお前生きてたんかい!!!!!!!!!!
お前も生きてたんかい!!!!!!!!!!!
特にアンジは杉元に殺されると見せかけ生き延び、監獄で死んだと思わせ生き延び、雪崩に呑まれて(以下略)としぶとすぎて脱帽。鶴見側から離反者が出たのも新鮮だった。
第七師団のメンバーにとって鶴見がカリスマ的な存在なのはわかるが、尾形や彼など少数ながら造反勢力が出ると安心する。
ぶっちゃけ第七師団て鶴見ハーレムを構成するヤンデレの寄せ集めだし……真実を知った鯉登のリアクションがすべてを物語ってる。それでいいのかモス……一方、月島の独白はひしひしと怖い。
樺太道中じゃ杉元たちにも馴染んで親近感が湧いたのに、それをひっくり返すような闇を垣間見せてぞっとする。厭世的というか虚無的というか、月島がすべてを承知の上で鶴見に巻かれているように見えるのは、死に時と死に場所を見失った男の緩慢な自殺なのかもしれない。
特筆すべきは鶴見が初めて「素」を見せたところ。感情的になった場面は何度かあったが、自分にはアシリパと我が子がフラッシュバックした瞬間に、鶴見の本質が見えた気がした(脳汁だばぁしてたけど)
どこまで冗談で本気かわからないエキセントリックな言動は鶴見の十八番だが、本当の彼は撃ち殺された我が子を抱き上げた時、自分の一部をあそこに置いてきてしまったのかもしれない。 -
ちょっと話が広がり過ぎて、若干ついていけない感のあったロシア編、終了。今回は面白シーンが特に秀逸だった。アシリパ監督による映画撮影とか、最高。緊迫感あふれるシーンの連続なのに、こういうのがポッと出てくるから良いんだよな~。
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色々とすごくてあれやこれやで良かったです。やはり杉元とアシリパさんは一緒にいないとね。杉元がアシリパさんを守る対象から相棒として対等に見られるようになったのはすごい進歩だと思う。白石えらいぞ!
幾人もの登場人物それぞれに新たな展開が起こって中身の濃い巻でした。
しかしアイヌ昔話はテレビで放映できるのでしょうか? -
よし。最高だ。
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面白かったー!
スッキリと話が集結していく感が気持ちいい。
狂え切れない月島がなんつうかほっとした。
鶴見とは、離れられないといいながら
何か引き金があったらどうなるか。
アチャが怖い。
テロリストと革命家の違いはあるのか無いのか
私にわかろうはずもなく