サイボーグ009完結編 conclusion GOD’S WAR (1) (少年サンデーコミックススペシャル)
- 小学館 (2012年10月18日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091240811
感想・レビュー・書評
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クラブサンデーで連載中の、『サイボーグ009 完結編』の、書籍版。
何の気なしにレジに持って行ったら、まさかの900円弱……マンガ単行本は、ここまで高いものなのか……!
内容は、マンガ(萬画とすべきや?)そのものには基本的には申し分なしです。
遺稿を元にしているという点からも、物語全体の流れなどから感じられる、石ノ森臭というか、らしさが随所にあって、ただし、やはりどこかしら、違和感はあるものの、それによって価値が貶められるものでもないと思います。
プロローグは、ちょっとどうかと思わなくもないですが。
ちなみに、「連載時のカラーページを完全再現!」という書籍特典ですが、カラーページは1枚だけ、正確には1ページだけです。
……。
その他もろもろ、009ファンならば手に入れておいて損はない一品だとは思いますが、さすがにやっぱり、値段が……。
クラブサンデーで無料で読んだ人は、今、慌てて無理して買わなくても、という気すらしてしまいます。(こんなこと書いたら怒られるかもしれんけど、ちょっとさすがに)
2001~2002年のTVアニメが、予想を遙かに下回る出来だったので、けっこう残念だったのですが、どうも、こういう記念碑的な作品というのは、始めるときは大々的なんですが、後半に行くにつれて失速する傾向にあるようなので、そのことだけが懸念です。
ファンはずいぶん待ったのです。
今度こそ本当に、どういう形であれ、完結編を最後まで、読みたいと思う。
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そしてそれはそれとして、もう一つの009。
『009 RE-CYBORG』(神山健治監督) http://www.ph9.jp/
【本予告編】 映画『009 RE:CYBORG』(サイボーグ009): http://youtu.be/sn3vIDw3fPY @youtubeさんから
加速装置の演出が、トリハダもん。
見たくて見たくてたまらない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
WEBのクラブサンデーで公開されていたマンガ版の完結編。公開が大和田エピソードもあったので、好きなときにじっくり読めるのはうれしい。
マンガ版のおかげで、小説版が読みやすきなった気がしますw -
小説版のあとに読もうとおいておいた。くーっ。やっぱりマンガ(萬画表記じゃなくてすいません)は手にとって読んだ方が実感が湧くなあ。ジェットのオフィスにある「マルタの鷹」のポスターやカフェ・ド・ムーランのフランソワーズなど、これが見たいというものも外していない。丈さんの小説と早瀬さんのマンガによって継がれるショータローのメッセージは、ちゃんとワタシにも伝わっている。これからネットで続編を読むのも楽しみだ。
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003までのお話が載ってます。おお、これだこれだ。いかにも石ノ森的な何かデカいことが始まる嵐の前の静けさのような構成。これは意義のある蔓画化だと思う。石ノ森章太郎という「神」に挑む関係者にエールを。