銀の匙 Silver Spoon (10) (少年サンデーコミックス)
- 小学館 (2014年1月8日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091245489
作品紹介・あらすじ
大ヒット酪農青春グラフィティ最新第10巻
実家に帰らない八軒は、ひとり寮に残る…
エゾノーで迎える初めての正月…
一年の計は元旦にあり。
昔の人は、いいことを言う。手打ちのソバで年を越し、つきたてのモチで新年を祝う。そのすべて地産地消。それがエゾノースタイル!
だから八軒は、思う。先人たちの偉大さを…
そして八軒は、惑う。自分の価値に…
この値札は、高いか?安いか?
アニメ第2期1月9日よりフジテレビ[ノイタミナ]ほかにて放送開始!
実写映画が3月7日(金)全国東宝系にて公開!!
ますます広がるエゾノーワールド!!
【編集担当からのおすすめ情報】
いよいよ第10巻です!
ストーリーもますます骨太に面白くなってきました!
とはいえ、そこは銀匙!今回も蕎麦やらモチやらソーゼージやら…美味しいものが満載です!
そして、節目の10巻ということもあり、今回は巻頭にサンデー本誌・掲載時に大好評だったカラーページをカラーのまま掲載!
荒川先生とエゾノーからのお年玉!
是非、ご鑑賞ください!!
感想・レビュー・書評
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エゾノーの冬。
当たり前のようだけど、私たちが毎日口にしているものは天から雨のように降ってくるわけではなくて、誰かの手から手へ渡されたもの。
ソーセージ大好きだし、チーズも好き。
だけど、おいしいだけじゃないものがここにある。
そんな話だから好きだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
待望の『銀の匙10巻』です。
内容のレビューは割愛します。
(私なんぞが書くまでもなく、面白いですからね)
収穫したジャガイモに3度の旬があると言うのは、初めて知りました。
10巻に出て来る、「和寒町産の越冬キャベツ」
北海道に移り住んだ最初の冬に食べて驚きました。北海道だし、冬の葉物は値段が高いのだろうと、特に気にせず買いましたが、食べてビックリ!
本当に甘いです。後に調べて理由を知り納得。
未食の方は、どうにかして手に入れて欲しいです。1玉300円くらいかな?
と思ったら楽天で売ってる・・・色々すごいな。 -
気づいたらもう10巻。
まず読み終わって思ったのは、ソーセージ食べたいってこと。
ソーセージ製造と販売で実感する消費者目線と生産者目線。双方を納得させられる価格を決めるのって本当に難しい。高く売りたい、安く買いたいと思うのは当然。
そして履歴書に書けない特技ばかり披露した大川先輩の進路は一体どうなるのか。あることで西川の恨みを買った大川先輩への仕打ちがひどかった(笑)
八軒兄とそのお嫁さんが登場して、ロシア比較のスケールが大きくて笑った。
さらにあの彼も再登場して良い方へ向かいそうなラストだった。 -
出てくる料理出てくる料理美味しそうだなあ、と思って見てたら今回は巻末にレシピが!
でもレシピというかエゾノーで採れてみんなでわちゃわちゃ食べるから美味しいんだろうなあ。
今回本編にも出てきたチーズが……もう本当にチーズ好きにはたまらない。
何はともあれ八軒がいいカンジになってきてよきかな。
そろそろ2年になるかと思ったらそういえば恋愛イベントで忘れてはならないあれが次の巻なんですね。
予告を見る限り楽しみな要素しかない。 -
他人にお節介を焼くのは本当に難しい。
相手のプライドが傷つくんじゃないか、とか、
自己満足にすぎないんじゃないか、とか。
もちろん八軒くんもいろいろ考えているのですが、
行動しているときは純粋に相手のことをのみ考えている。
だから、周囲の人間も変わっていくのかな。
雪まつりの場面が、良かったなぁ。
友人の境遇にただ同情するだけでなく、
自分の無力さを悲観するだけでなく、
相手と一緒に居られる時間は大切にしつつ、
未来の自分の夢につなげて、力を蓄えて、
周囲に還元していこうとする意欲に満ちていた。 -
高校生とは思えなくなってきた、、
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マヨネーズもエマルジョンである。
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「あなた、つまらない男になったわね!」「気前が悪いとお金は回って来ないし、その上しみったれた顔をしていると人も寄ってこなくなるわよ」南九条あやめに言われると、ものっそいへこむなー。「なんの事かわかんないけど、これくって元気出せ!」八軒のような真面目で融通のきかない堅物が入ることで「考える」ことが多い1Dおよび寮生だけど。離農をきっかけに考えてくれることも嬉しいけれど、常盤のシンプルな一言が一番うれしいかもしれない。駒場は天邪鬼だから余計に。
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八軒、ますますかっこよくなっていくなー。
年末年始、実家に帰らず寮に残る八軒。
地産地消でソバやらなにやら、おいしいものたっぷりのエゾノー!いいなぁ。
ソーセージの値段つけに悩む八軒。「付加価値」ってなんなのか…。
生産者のこんな苦労、消費者側も知らなきゃだめだよね。とくに、毎日口に入る、なくてはならない食べ物なんだからねー。 -
単純に「好き」って理由だけで読める一方、読み手に色々と深く考えさせてくれる漫画
高校生がディスカッションするテーマを決める際、先生方に是非、用いてほしい鉄板の名作の一つ
この巻の内容は、イイ意味でいつも通り、八軒を初めとした高校生らが青春のイベントを楽しみ、全力で盛り上がりに参加する一方で、日常に起こりうるトラブルやらハプニングに対して、泣き言や不平は言いつつも、真剣に向き合って、自分たちなりの『答』を果敢に導き出そうとしている、ある意味、少年漫画らしい少年漫画
何と言うのか、勉強する事、学ぶ事、遊ぶ事、食べる事、友達と付き合う事、何かに挑戦してみる事、他の生物の命に触れる事、総じて、生きる事に対して、真面目でいる奴は損したり、苦労したりするけど、最終的にはバカを見ずに済み、人間として大事なモノを手に入れているのかも知れない、そう、心の底から思えるようになった
しかし、何と言っても、やはり、この巻で衝撃的だったのは、八軒を兄夫婦が訪ねてくる回だろう
八軒兄のイイ所をちゃんと見つけて、嫁さんになっただけあって、アレクサンドラさん、乳も胃袋も度量も規格外
それにしても、八軒兄の料理スキル・・・・・・毎度、笑えん。なまじ、見た目が美味そうに見えちゃうから、恐いんだよなー
『家庭教師ヒットマン REBORN!!』のビアンキ、『銀魂』の志村妙、『P3』の山岸風花、そんで、『P4』の天城雪子に匹敵するのではないか?
そういう意味ではやっぱ、アレクサンドラさんと結婚出来て、正解だったんだろう -
熱さは伝染する。食に家畜に未来に友人にちゃんと向き合える真面目さが眩しい。いい子達や〜
点数評価じゃなくて、画一的な一斉授業じゃなくて、体験から学んでいくことの大切さ、学べることの奥行の深さがちゃんと描かれている。これからの豊かで少人数な社会では子供たちにはこういった体験を中心にすえた授業をしていくべきではないだろうか。 -
八軒自身はもちろんだけど、
それぞれのキャラクターたちがそれぞれの背景を持って
がっちり絡んでくるようになって、
群像劇という雰囲気が高まってきたように感じますねー。
それぞれの高校生活がこれからどこへ向かうのか、
今は特に駒場がどうなるのかが興味深いです。
アレクサンドラさんすげぇな(笑)。 -
今回はとくにおいしそうでした。ソーセージ、ラクレット、本当にたべたくなりました。食べ物への丁寧な目線に、いつも感じ入ります。
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加工とか一次産業て言葉、教科書で見たときは頭痛くなっただけなのに、ここではもっともっと知りたくなる。こんな漫画が教科書になればいいのにって思う。
シビアな中でも「この子加工しました」ラベルは笑った。ユーモアも融合してるから読みやすいんだろうなぁ。 -
エスカレーター式で大学に進学できるという高校生の甥っ子に読ませたいマンガ。夢は見るんじゃなくて、徐々におかれている環境のなかで“飼育”されていくものなんだ! 八軒くんのエゾノーライフがそう語っている。
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そういえば、今年は午年。リア充皆殺しモードラクレットオーブンでのブレーカー落ち。嫁(二次元)を奪われた怨みはすごいぞ。小キックハメ殺し後の大技でKO。流石だぜ、西川。おそばにおもち・チーズにおいもにホットドッグ、あぁたまらん。双子と御影のじいちゃんGJ!いつもの駒場に戻りつつあるかも。ロシア人義姉はいいキャラしてた。兄ちゃんも変わりつつある。
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エゾノーブランドを知り、自分のブランドについて考える八軒、農業だけじゃなくて生き方も学べる漫画、重い。。。しかしロシア人の奥さんの設定、さすがに本物のロシア人に怒られないか?(笑