月光条例 (27) (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 239
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091246103

作品紹介・あらすじ

「おとぎばなし」達の壮絶な最期!!

オオイミ王率いる「月の客」と戦うため、自ら「月打」を受けた「おとぎばなし」のキャラクター達。その代償は、二度と元の本に戻れなくなること―― 自分たちが消滅しても、他の「物語」を守るというキャラたちの悲壮な覚悟が、優勢だった「月の客」の軍勢を押し返していく…! オオイミの旗艦に突撃する月光、その月光の元を目指すエンゲキブとともに、「おとぎばなし」たちの大反撃が始まる!!

【編集担当からのおすすめ情報】
この巻では、シンデレラや赤ずきん、はだかの王様など、これまで『月光条例』に登場してきた「おとぎばなし」のキャラクターたちが総登場!「月打」を受け、それぞれの護るべきもののために散っていく彼らの最期は必見です!!

感想・レビュー・書評

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  • 赤ずきんは、なんでああなったという感じ満載だし、やってることは、メチャクチャなんだけど、なんかものすごい勢いで感動するのです。

    それは多分、作者の本気度のせいなんだと思います。

    1つの物語が消えてしまっても、その心はメディアを変えて、姿を変えて蘇る。
    物語は、死なない。
    凄いメッセージです。

    そういえば、白雪姫が何度も殺されたというのは、この物語が今の形になって残るという伏線かな?
    と思って調べてみたら、本当にいろんな方法で殺されかけてますね。知らなかった。

  • 「わたしは
     わたしの人生から
     出ていくことはできない
     ならば ここに
     花を植えよう」

    27巻で引用されている詩です。

    これを藤田和日郎風にいうのなら「泥なんてなんだい」だと思うんですよね。
    覚悟と決意と前進力。

  • 王様と司令とシンデレラと赤頭巾ときんたろさんとわらしべと…生き生きしたキャラクター達が、旅立っていく巻です。

    月打をうけたおとぎばなしのキャラクター達が、ほかの世界を守る為に戦う姿が切なく、美しい。
    司令と王様の会話シーン、シンデレラと赤頭巾の最期のシーン、とてもよかった。司令と王様みたいなお父さんなら子供たち皆幸せだよ…!

    そして、力を使ってやつれてしまってもなお、月光のもとへと向かうエンゲキブ。はやく、月光にあえるといいなぁ。

  • 最後とはいえ戦闘長すぎ。

  • おとぎばなしのみんなかっこよくて痺れました!
    おとぎばなしの意味?在り方?についてありましたがほんとその通りだなぁと思いました!!
    物語が好きな自分にはほんといろんなのにお世話になっていて、今の時代でほんと幸せですね(≧∇≦)

  • おとぎ話の世界のキャラクターの「覚悟」に涙がとまりません。
    ここまで読んできて文句なしの名作だと思います。
    いよいよクライマックス。どうなんでしょうね。

  • クライマックスって感じしてきた。死に方が皆かっこいい。

  • 新刊。あれ?もう出てるという感じです。
    おとぎ話のキャラクターが他の世界で戦う辺りはちょっと泣かされました。熱いなあ、相変わらず。

  • みんな守るべきもののために「消滅」してしまう。おとぎばなしが他の物語を助ける為の闘い。カグヤもやつれてしまった。どうかふたりが会えますように。しあわせな物語を紡いでいけますように。

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著者プロフィール

北海道旭川市出身。1964年生まれ。88年、『連絡船奇譚』(少年サンデー増刊号)でデビュー。少年サンデーに連載された『うしおととら』で91年に第37回小学館漫画賞、77年に第28回星雲賞コミック部門賞受賞。ダイナミックかつスピーディー、個性的ながらエンターテインメントに徹したその作風で、幅広い読者を魅了し続けている。他の代表作に『からくりサーカス』(少年サンデー)がある。

「2007年 『黒博物館 スプリンガルド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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