- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091280060
作品紹介・あらすじ
第3回次に来るマンガ大賞web部門入賞!
人が異形の獣と化す病、害獣病が蔓延する世界。
先天的に害獣病に耐性を持つ人間、通称『ヴィエドゴニャ』であり
害獣に惹かれる少年兵ホシ・チルは、自身の秘密を知る鬼畜上司を
森に誘い出し害獣と共に葬ろうとするが失敗、返り討ちにあってしまう。
全てを諦め、腹を空かす害獣に身を委ねたチルだったが――
一方チルの姉ホシ・ソウから「弟を助けて」と懇願されたアキミアは、
その約束を果たすべく動き始める。
【編集担当からのおすすめ情報】
第3回次に来るマンガ大賞web部門で入賞するなど、日増しに注目度が上がってきている本作。第2巻は1巻以上の予測不能かつ衝撃の展開が目白押し! 何がそんなに魅力なのか?は、ゼヒその目で御確認くださいませ!!
感想・レビュー・書評
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悲痛な話なのにアキミアのヤダヤダなどちょっと笑える部分があってあまり気落ちせずに読めている。「生まれ変わったあとに動物園で生きててほしい」が、この世界でも友好的な部類のエンリ君から発せられるのに少しショックを受ける。
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チルの友人であり駆除隊二等兵のエンリ。ニンダがエンリに言う
「嫌いな人と嫌い合うのは両想いの次に上等なんだよ 嫌いな人に好かれるのは嫌だし 好きな人に嫌われるのは一番嫌でしょ?」
言葉がこの作品の真理を突いている。
ヴィエゴドニャは生きている間は人なんだから、保護されてしかるべきと言うニンダの考え方。チルが親友だから、そう言う考えに至ったエンリ。
害獣は元は人間で、それでも人間の世界から見ると害虫と同じく駆除対象で、誰しもが害獣になってしまう可能性もあり、そう言う「元は人間なのに殺せない」ではない視点から描かれていて面白い!!キャリアは死ななきゃ発症しないので命に担保が付いているんだが、それさえもが搾取の動機になっている… -
回収された弟君、辛い。病んでる…。
そうさんが好き。すごく共感できる。
あきみあと微妙に絶妙にすれ違ってる相思相愛なのがたまらなく好き。愛だの性だのの感情にフタをしてるところとか、本当は言って欲しかった言葉とか、「わかる、わかるよー」って思う。