YASHA 8: 夜叉 (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 324
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091380289

感想・レビュー・書評

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  • 結論から言うと、この作品は「BANANA FISH」の二番煎じになっている。物語の構築や転がし方や設定などはバージョンアップしているものの、物語の魅せ方や作品から受ける面白さの質が非常に似ている。前作のアッシュ・リンクスが2人居たらどうなるか?というような話と思えば当たらずとも遠からず。そして、前作にあったような主人公の多面性を2つに切り離したことによって登場人物には詰めの甘さがあり、紋切り型に描かれているように思える。良く言えば作者の芸風として完成され洗練されているといえるし、悪く言えば泥臭さく心に訴えかけるような感情表現がきれいに排除されているというか。いわゆる汚れた表現は凛の側に集中し、静の側だけにポジティブで暖かな感情表現が見られるというように役割をあからさまに分担している。その為キャラクターが軽く見えてしまう。強いて言うと三上尊というキャラクターの内助の功と友情は前作には無い部分かも知れない。物語が終盤に入り煮詰まってくる展開で前作で活躍したキャラクターをキーマンとして出してくるあざとさにはがっくりきてしまった

  • (2023-03-29L)

  • 世界観のレベルがハンパない

  • 怒涛の展開。ラストの静の異変が気になる!!!!

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著者プロフィール

同姓同名あり。

1. 吉田秋生 (よしだ あきみ)
1956年、東京都渋谷区生まれの女性漫画家。武蔵野美術大学卒業。1977年「ちょっと不思議な下宿人」でデビュー。1983年、「河よりも長くゆるやかに」及び「吉祥天女」で第29回小学館漫画賞を、2001年に「YASHA-夜叉-」で第47回小学館漫画賞をそれぞれ受賞。その他代表作に、「BANANA FISH」。
代表作のメディア化が多く、「吉祥天女」は2006年TVドラマ化、2007年に映画化された。「海街diary」は2015年に映画化されている。2018年には「BANANA FISH」がTVアニメ化された。

2.吉田 秋生(よしだ あきお)
1951年生まれのテレビドラマ演出家。学習院大学法学部卒業。

吉田秋生の作品

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