マロニエ王国の七人の騎士 (1) (フラワーコミックスアルファ)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091394279

感想・レビュー・書評

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  • 微妙なずれに噴き出さずにはいられない第1話から、なんとなく不穏な長兄の外国訪問へ。息子たちのコイバナに一切興味ない母将軍様は、過去にいったい何をしでかしたのか。これからの展開と、途中挿入されるであろうユーモラスな会話、つっこみに期待大。

    太さに変化のない線で細かく描きこまれている画面は、なんとなく安野光雅氏を思い浮かべる。

  • 年に一巻の刊行ペースなので、次巻の内容がとにかく気になる。
    岩本ナオさんの作品は、いろんな立場の中で、それでもみんな優しい。

  • どんなんかな?と思って試しに読んだら面白くて一気に読んでしまった。ファンタジー読み慣れてないと読みにくいかもしれない世界だけど、恋愛要素と世界情勢を少しづつ描いてくれているのですんなり頭に入ってきました。
    キャラクターが何かしら変な子で可愛らしい。

  • 「金の国水の国」にこの物語のオマケ漫画が付いていて、発売を楽しみにしていました!読んでみて期待通り面白かったです!
    群像劇+ファンタジー+恋愛モノと好きな要素が詰まっていて、絵柄も素朴で可愛いです。キャラクターは一人一人が個性的で、でも身近にいそうな等身大なところが好感を持てます。まだまだ秘密が隠されていそうなので読み進めるのが楽しみです!
    なおビジュアルが好みなのは獣使いです。動物のことしか眼中になさそうだったり、それでいてしっかり動物使って情報収集してるのが好きです。剣自慢も女の子苦手そうで可愛い。そのくせエリーに対して長男のこと頼む、って頼むのが素晴らしい。長兄はブラコン気味でちょっと鈍感なのが良い。うーん、みんな気になりますね!

    以下ネタバレ考察。超偏った思考です。

    ★眠くないが幼少期のトラウマを抱えていそう。そのエピソードを見るに、眠くないは他人へ睡魔の影響を及ぼしてしまうのでは?そのタイミングは自分が「眠い時」あるいは「眠りたいほど心がしんどい時」なのでは?(逆に、周囲の心の動きに影響されて眠くなる可能性もある。)
    →「僕が うたた寝」というモノローグに加えて泣きじゃくる幼い彼の姿。そして西領貴族の「あんなバケモノ」という言葉に、「これは僕のことだ」と思う眠くない。夜の長い国では「体力のある人と一緒にいるせいか眠くならない」と冗談っぽく言っていた(精神的にも心強いからこっちも支えられて眠くないということか、あるいは周囲が落ち着いていてしんどくならないということか)。
    極めつけはエリーが男性に褒められて動揺したとき周囲の人々が眠気を訴えており、「子供じゃないから大事にはしない」と彼は言っていた。彼はエリーを女性として見ており、奪われる想像をしてしんどくなってしまったのかもしれない。

    ★寒がりやは暖かさを感じた時に髪の色が変わる。(巻末オマケで、暑がりやも寒さを感じた時に髪の色が変わっている描写がある。これによって兄弟みんなに不思議な力がある可能性が示唆されている。)
    →ブルーノ様と一緒にいた時に急激に寒さを感じたのは、「一緒にいられないと寂しい」という気持ちが呼び起こした、彼自身の力かもしれない。眠くないのように他者に知られてはいないのかも(眠くないは幼少期に事件を起こしてしまってバケモノ呼ばわりされたのか。眠くないに対して城代が「いくら君でも死ぬよ」と冗談を言うシーンがあり、評判が広まっていると思える。そのせいで、ただでさえ母の出自で肩身が狭かったのに兄弟たちも冷たい目で見られ、長兄としてますます責任を感じているのかもしれない)。

    ★夜の長い国にて、「神様を女将軍が塔の上に閉じ込めた」「返してくれないなら眠くないをもらう」「それがあの男が20年前に世界と交わした約束」という言葉があった。夜の長い国で生き神扱いされていた(か、予言の力を持っていて大層大事にされていたとか?)七兄弟の父親が、バリバラと恋に落ちて国を出奔した、となどの可能性がある。病弱だったからマロニエ王国で療養させるため塔の上にいさせたのかも。そんなVIPを連れ出したバリバラは国外追放になった。
    →その一年後に眠くないと博愛が生まれているとすれば計算は合う。そういう力を持つ父親の血を引いているなら、兄弟たちが不思議な力を持つのは納得がいく。
    だからこそバリバラは「不思議な力を持つ兄弟たちにこの国へ恩返しするように→王女様を助けるように」教育したとか?
    眠くないは父親の何かの予言によってこの国にもどるようになっていた?というより、兄弟全員に何らかの予言が?
    王女様に「呪い」が何度も起きるのは、まさかのまさかで、兄弟たちの潜在意識が起こしてしまっていたとか。それを危惧したバリバラはそれぞれの特色に合った国で生活するならそれも良いと考えているのかも。ここら辺はまだ全然考察できない。

    ★兄弟たちは自分の名前に関わる不思議な力を持っていているのかもしれない。
    →眠くない…眠い時に他人も眠くする(しんどい時に眠くなる)
    博愛…? ※好きな相手に好きになってもらえる?
    暑がりや…寒い時に髪の色が変わる(しんどい時に暑くなる?)(雪や冷気が得意)
    寒がりや…暑い時に髪の色が変わる(しんどい時に寒くなる)(火に触るの得意)
    剣自慢…?
    獣使い…?
    ハラペコ…?
    名前と逆の状況の時に何かの力を発揮するのかなぁと思ってみたりしてます。博愛とかとても気になりますね。少女漫画的に美味しい展開が待っていそうで。五六七男はどうにも想像がつきません!反対の力ってなんだよって感じ。
    少なくとも、王女様をはじめとした女性たちとそらぞれが関わっていくことで、その力が良い方向に向かう物語なのかなぁ、と思っています。

    とにかく言えるのは…次巻が待ち遠しい!

  • あんとくやまと店

  • センスしか感じない。

  • 記録

  • やっぱ岩本ナオ先生だいすき

  • 岩本ナオの描く世界観が大好き!一人ひとり魅力的なキャラクターが大好き!どうしてこんな物語を創り出せるんでしょ。
    強くたくましいママはドーラを思わせる。7人の息子に7つの国。これからどんな展開になるのかまったくわからない。めっっちゃわくわくします♪

  • 自分も、いつかかっこよくお姫様を助けたい。笑

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