- Amazon.co.jp ・マンガ (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091515551
作品紹介・あらすじ
新世紀ビルドゥングスロマン閃光の最終巻!
ゼロ世代を代表する漫画家にして、
青春漫画の旗手・浅野いにおが
6年半に渡って描き続けた物語――
ついに完結!
世界がその最期を告げる時、
運命の少年少女・プンプンと愛子が迎える終局は!!?
或る少年の成長譚、閃光の最終巻!!
【編集担当からのおすすめ情報】
漫画表現の最前衛を突き詰め続けた
浅野いにお氏が伝えたかった事は何だったのか!?
この物語を追い続けたあなたの目で
それを確かめてください!!
プンプンと共に時を刻む
特製腕時計付きプラス・アンコミックも同時発売!
感想・レビュー・書評
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内容は予想通りの絶望に、ほんの少しだけの希望を添えたものだったけど、こうするしかなかったに違いない装丁に震えた。
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終わり方うへぇ~~??もう終わり???ってなる。
けどハピエン、バトエンよりもこういう曖昧な方が好き。 -
巻が出る度に少しずつ読んでいたからか、長過ぎた。
この狂気と鬱屈と自意識過剰ぷりが
同族嫌悪感がして読んでて吐き気がした。
一気に読み切った方が案外すっきりと読めたのかな。
愛子ちゃんを神格化し過ぎてしまう思春期の男の子、
て気もしなくもないけど。
鬱的な漫画を手元に置いておきたくない時期があり、
既に作品自体は手放してしまったのでまた読みたい。
浅野いにお作品は短編の方が押し付けがましくなく、
必要以上に重過ぎず、好きです。 -
読者の精神状態が落ち着いている時に読むべき漫画。
浅野いにお作品らしく、ねっとりと纏わりつくような気持ち悪さが常にある。
リアルすぎる心理描写や社会背景で感情移入し過ぎてしまう。
人に気軽に勧められないけど、出会って良かったと思える漫画。 -
愛子ちゃんは最後まで何考えてるかわからなくてかわいくて最高に追いかけたくなる女の子だったな
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自意識過剰、自己愛の塊であった主人公。
話の大半は彼がウジウジと自分勝手な自己愛に悩みながら周りを振り回したり振り回されたりするパターンが続きます。
ところが終盤からその自己愛が一気に外側へ噴出し、怒りモードの主人公となります。その人物描写はなかなか迫力があります。
読んでいて消して爽快感はありません。心に重くてどんよりしたものが残ります。しかし、そこまでのものを残せる凄みがこの作品の魅力でしょう。
自己愛の強い人は結構共感しちゃうんじゃないでしょうか。 -
この結末…
ハッピーエンドでもバッドエンドでもない。
このただ過ぎる時間だけが、やはりある。
だからやるせない。
読み返すのにはすげぇエネルギーがいる。
それほどどっしりとした重量感と、後悔と。