美味しんぼ: おかず対決 (35) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091826350

作品紹介・あらすじ

「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!

▼第1話/低塩の害!?(梅干し)▼第2話/豊饒なる大地・前編、中編、後編(カンガルーの赤ワインソース、鮫の天丼)▼第3話/栗騒動(マロン・グラッセ)▼第4話/感動の料理(赤貝のキウイソース)▼第5話/おかず対決・前編、中編、後編(大根料理) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/夏の真っ盛り、故障した冷房装置のおかげで東西新聞社内はうだるような暑さ。昼休みになって富井副部長は彼お手製の弁当を食べようとしたが、中に入っていた梅干しに、なんとカビが生えていた! その原因は最近の梅干しの製造方法にあった……(第1話)。▼「究極」対「至高」のオーストラリア勝負第2回目のために、東西新聞の一行はサウス・オーストラリアを訪れる。まずはワインと、広大なぶどう畑を見学する一行の前に海原雄山が現われ、ぶどう畑の土を食べるという奇妙な行動をとる。どうやら雄山は土の味を試すことによって、力の強い赤ワインを探しているようなのだが……(第2話)。 ●本巻の特徴/この第35巻では、「至高」との勝負を前にして山岡が臭覚をなくすという、「究極ニュー」始まって以来の最大のハプニングが訪れる。このピンチを山岡たちがどうやって切り抜けるかが見どころ(第5話)。 ●その他の登場キャラクター/中松警部(第1・4話)、板山社長(第1話)、二木まり子、近城(第2話)、大研社社長・団、唐山陶人(第2・5話)、京極万太郎(第2・4・5話)、ゆう子の兄・誠(第3話)、荒川(第4話)ゆう子の祖母・たま代(第5話) ●その他DATA/表紙写真~塩鮭のソボロとご飯の大根包み〔調理/DINER 彦坐〕

感想・レビュー・書評

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  • ▼第1話/低塩の害!?(梅干し)
    暑いさなか。お弁当に梅干しを入れていたら、
    なんと 梅干しに カビが生えていた。
    原因は、低塩の調味梅干しだった。
    『真昼のお化けみたいにまぬけな味』

    梅干しを、水にさらして 低塩化して調味料を加える。
    醋酸、アルコールを加える。
    →防腐剤を使ってなかったのかな?
    →問題提起で終わり。

    ▼第2話/豊饒なる大地 
    サウスオーストラリア バロッサヴァレイ。
    海原雄山が、ワイン農場で 土を掘り起こして、
    土を食べて、ブドウの評価をする。
    品種は ピノノワール。
    フランス ブルゴーニュ地方の赤ワイン。
    →力の強い赤ワインができる。
    ボルドーは、カルベネソヴィニョンのブドウ。

    キジ肉のパイ肉包み。
    ソースはキジの肝臓をすりつぶして血であえる。

    アデレード近くの鹿農場。
    2000ヘクタールで、4000頭の鹿。

    アボリジニの食べもの。
    ウィチェッティクラブという芋虫。
    ジャイアントウッドモスという巨大な蛾の幼虫。

    昆虫食20


    おいしいてんぷらの作り方
    タマゴと水を最初に混ぜて
    低温の天ぷら粉で ふんわりとかき混ぜる。

    ポートワイン。
    ワインを蒸留したアルコールが添加されている。

    カンガルーのステーキ。
    赤ワインで下ごしらえして、
    肉汁とクリームとポートワインでソース。

    ▼第3話/栗騒動
    マロングラッセの作り方。
    栗を皮むいて、煮る時に 小麦粉を少し入れる。
    砂糖のシロップに リキュールを加える。

    ▼第4話/感動の料理
    人生に感動することがなくなった カメラマンと京極さん。
    桃山時代の古備前の皿
    キウイと酢であえた 赤貝のサシミ。

    ▼第5話/おかず対決
    香り米。
    山岡が コーラの缶ですべって、嗅覚をなくす。
    →辛いダイコンの汁を鼻の奥にたらす民間療法。

    マグロとヒラメの刺身を鼻をつまんでたべると
    わからない。
    ふーむ。食感で違いがわかるけどね。

    エジプトの時代に ダイコン、タマネギ、ニンニクがあった。
    愛知県宮重村で 青首ダイコンが作られ、
    それが さらに 育種選抜された。
    練馬ダイコン、三浦ダイコン、亀戸ダイコン、

    炊きたてのコメは イオウを含んだアミノ酸から
    おいしいご飯のにおいができる。
    香り米は カルボニル化合物の香りが多い。
    山形県のジャコウマイ。

    聖護院ダイコンとカラスミ、コノワタ。

    どうしてなんだろう。
    この号は、私の問題意識にあるもの
    梅干し、カラスミ、ダイコン。
    ふーむ。面白いなぁ。

  • オカズ対決。
    1回目は大根。

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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