シュトヘル (2) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 小学館 (2009年10月30日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091827999
作品紹介・あらすじ
▼第9話/ひとり星▼第10話/襲撃▼第11話/子守歌▼第12話/開扉▼第13話/闇▼第14話/文字▼第15話/毒刃
●主な登場人物/須藤(高校生。ふとしたことで時空を越え、西夏の女戦士“シュトヘル”となった)、シュトヘル(蒙古軍から“悪霊”と恐れられる女戦士。かつて西夏の一兵士だったが、蒙古軍に仲間を虐殺され覚醒)、ユルール(蒙古軍側の皇子。武力を毛嫌いし、敵国である西夏の文字に魅せられる)
●あらすじ/蒙古に属するツォグ族の皇子ユルールは、敵国であり亡き義母の出身国である西夏の文字に魅せられ、その義母が残した“玉音同”と呼ばれる文字盤を手に一族を捨てる覚悟を決める。そして、西夏を憎み全てを焼き尽くす蒙古から文字を守るため、文化を書き継ぐ習わしのある宋国の町・成都を目指す道中だったのだ。事の成り行きは須藤(=シュトヘル)には関係なく思えたが、そんな中ユルールの口からシュトヘルとの出会いが語られる(第9話)。
●本巻の特徴/蒙古軍の手から文字を守る皇子ユルールと、その蒙古軍から“悪霊”と恐れられる女戦士シュトヘル。二人の邂逅…その時、シュトヘルの殺意が仇の弟であるユルールに向けられた!? さらに、彼らの行く手には敵将ベクテルが守る関所が…シュトヘル、躍動!!
●その他の登場人物/ボルドゥ(西夏人。ハラバルの母の従者で、ユルールに“玉音同”を託す)、ハラバル(ユルールの兄。亡き母は西夏人であるが、自身は蒙古軍に属する。西夏軍を虐殺しシュトヘルの仇に)
感想・レビュー・書評
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「本」を愛する人ならば読まなければならない1冊
わたしは1年に一回くらい、遠い南の国でたったひとり死んだ、帝国大学やらの優秀な学生さんのことを考えて、泣いてしまうことがある
だからといって私は靖国神社に参拝に行くとかはぜったいぜったいしたくない。
だってそんなの新城は絶対ばかにするよね。
伊藤悠の「皇国の守護者」は不本意な終わり方だったけど、ほんとーに色んな示唆をもらった。それって右翼とか左翼とかに関すること。
伊藤悠は「皇国」の答えを今作でだそうとしてるのではないのかな。
「殺すとか壊すとかじゃなくて、伝えるとかつなぐとかそういう生き方だってあるはずだ」
これは、新城が「できなかったこと」だ。したくてもできなくて、できなくて苦しくて。
この生き方を、力がすべての物差しである「戦乱の世」でおこなうということ。それは強さだ。
おもしろいです。号泣した。
あとモンゴル人ってやっぱ強いよね、朝昇龍にはやっぱ勝てないよーって思った。
あとがきおもろい。 -
蒼き狼を食らう悪霊の戦いを描く画芸がとても素晴らしい
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コミック
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2015-3-3
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気になるところで終わりすぎ!(日本語も乱れまくります)
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展開早いのにキャラがしっかり説得力あって面白い。
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文字について、シュトヘルが感動を覚えるシーンが一番印象に残ってる。
自分が死んでも、文字は後世に残る。記憶の中だけではなくなる。 -
シュトヘルの戦闘。
シュトヘル、文字を知る。
文字は偉大だ。 -
今一番熱い漫画
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悪霊<シュトヘル>として在る姿。
そこが強く焦点に置かれている巻かと思う。
そして終幕には…。
仰言る通りだと思う。。。
仰言る通りだと思う。。。