花もて語れ 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 小学館 (2011年3月30日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091837899
作品紹介・あらすじ
読書観が変わるとの声、ネット上で多数!
●あらすじ/体長17センチのカワセミと、直径3センチのやまなしの実。果たして、体長1センチの子ガニから見た、その大きさとは?
宮沢賢治作「やまなし」を読む、ハナの朗読はいよいよ佳境へ。そこに込められたメッセージが、聴き手の満里子にもたらす救いとは何か!?
まったく新しい驚きと感動に満ちた、「熱き」朗読ストーリー!!
●本巻の特徴/「朗読」という題材を通じて描き出されるのは、「想いを伝えること」の素晴らしさ。その大胆かつ圧倒的な朗読シーンに、今、ネット上で熱烈支持の声多数! 注目の話題作、待望の第2集!!
【編集担当からのおすすめ情報】
一言で言うと、尋常ではない「熱量」をもった作品です。「朗読」という題材から、地味と思ったら大間違い。読めば、「読書」に対する見方が間違いなく変わります。『ラブロマ』『友達100人できるかな』の、とよ田みのる氏激賞! 「月刊!スピリッツ」連載中!
感想・レビュー・書評
-
第1巻を読んで以来、楽しみにしていた第2巻をようやく読んだ。今回も朗読場面では自分でも即興で朗読をしながら、作品世界を味わった。「やまなし」の「12月」の作品世界を味わえて幸せだった。
「春と修羅」も朗読に挑戦したが、これの解釈はなかなか難しい。巻末に解説もあるが、この解説もまたまた難しい。
次巻は「花咲き山」。
これも楽しみである。
既刊のマンガだが、このマンガだけは一気に読まずに一つ一つ味わいたいと思う。朗読とはそういうものだから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
13巻でまとめてレビュー。
-
ハナの気持ちが満里子の硬い気持ちを溶かす
そして、二人に与えられたリレー朗読の課題は
「花咲き山」
初心者の二人はどうなる? -
1、2巻と読んでみて自分には合わなかった。朗読という題材は非常に面白いので残念。
-
朗読マンガ。
でも、朗読マンガというよりは、解釈ウンチクまんがだと思ったりもします。
実際の朗読は、マンガからは聞こえてこないから、それをなっとくさせるための「解釈」なんだろうなぁと思います。
本当のところは、解釈がちゃんとできたとしても、朗読までには、深い溝があるような気がします。 -
テーマは朗読。本を読むのは、多分に個人的な経験だと思っていたけど、声に出して読むことで周囲に伝播する。視野が広がり、新しい可能性を感じる良作^_^
-
ハナの「やまなし」(宮沢賢治著)の朗読を聞いて、心動かされるマリコ。後に、春と修羅の朗読を返す。
朗読が題材というのもいい。昔、教科書に出てきた気もするが、定かでない。もう一度、読み直したい話、多数。
ハナは、上京してきて、うまく友達が作れない、会社では仕事も大変、声が小さいと怒られる。という踏んだり蹴ったりな状況の中に、朗読という打ち込めるものを偶然見つける。打ち込める物がある人は強い!
折口先生に再会した時が楽しみ。 -
宮沢賢治さんの本を読んだことないけど、読んでみたくなりました。片山ユキヲさんは見せ方がうまいですね。満里子さんの葛藤しているところとか。一気に引き込まれる。