星を継ぐもの (3) (ビッグコミックススペシャル)

  • 小学館
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091844279

感想・レビュー・書評

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  • J・P・ホーガン原作のSFの古典を星野之宣流にアレンジした「星を継ぐもの」の第3巻。

    1,2巻で世界観の説明が行われ、役者が出揃ったので、いよいよ怒涛の展開、となる。

    今回の目玉は、人類と巨人達(ガニメアン)とのファーストコンタクト。
    人類とガニメアンの友好的な対話を快く思わない者達による破壊活動が大仕掛け。
    1巻から登場していた、分かり易い「悪者」の正体も一部判明する。
    そして、それら以外にも裏にいる勢力の存在も暗示される。

    当初は「星を継ぐもの」のみのマンガ化と思っていたが、2巻で”巨人たち”が登場した事で、
    「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」も含まれる事が分かる。

    そして、この3巻では、原作のアレンジが顕著になる。
    ・・・というより全く別物のような展開、と言ってもいいくらいだ。

    原作の方は記憶を頼りにしているだけなので、記憶違いがあるかもしれない、と心配になってきた。

    原作と違う点がある、という事ばかり強調してしまっているが、思い返してみると、こういうものの場合、原作通りという事の方が少ない、という気がする。
    それにより、原作ファンは「ここは、そうきたか」という楽しみ方ができるし、原作を知らない人は、”新しい話”として楽しむ事ができる。

    何より、マンガそのものが面白くなければ、このような楽しみ方自体できないだろう。
    当初、原作を知っているから、という、ある種の「余裕」があったが、それも大して大きいわけではない事が分かってきた。

    原作通り、だけだと物足りなさを感じるし、アレンジが大きいとそれはそれで原作ファンの反発を買ってしまう。
    そのあたりのさじ加減はどのようにしているのか、一度、聞いてみたい気もする。

    次の巻が出るまでに、三部作と「内なる宇宙」を読んでおいた方がいいか、という思いはじめた。

    ところで、「チャーリー」の話がどこかにいってしまっているようなのが、少し気になる。
    ちゃんと戻ってくるだろうか。

  • 3巻もレビューします。

    読みながら思いますが、戦争だとか平和だとか人種だとかがキーワードとして出てくる辺りはアメリカだなぁという感じがします。ガニメアンが地球に来るシーンも「どこもえっらい歓迎ムードだなぁオイ!」とも思いましたがここらへんもやはりアメリカですね。

  • 小説で読んだイメージを崩さずに絵にできていると思う。

  • 一気に3巻まで読破!
    やはりこの物語は面白い。

    今巻で予想通り人類の起源まで話は進んでいく・・・
    ただそこに至るストーリーは説得力の塊!
    素晴らしい。
    戦闘民族はかくして生まれたのか??
    もしかして・・・
    リアルなお話だったりして??

  • 原作の『ガニメデの優しい巨人』の終わり辺りまでです。

    知的好奇心をくすぐられるストーリーと、どんな絵でくるんだろうという興味、そのどちらにも高いレベルで応えてくれています。

    面白いです。

  • クロマニヨン人につながったーー!
    ガニメアンに裏があるんじゃないかと思ったりしたけど、本当に優しい巨人たちでした。疑ってごめんよー(;∀;)

    黒幕が明らかに。でも謎は大いに残る。そして勝てる気がしない!
    ガニメアンの子供たちがはしゃいでるのを見ると、和みすぎて涙が出てくる…
    悲しいことにならなきゃいいなあ……

  • 巨人の星シリーズの全作品が統合されていて、今後の展開が楽しみです。

  •  原作との間にズレが大きくなって来た。良い感じのズレ。ワクワクしながらページをめくれる。

著者プロフィール

1975年、「はるかなる朝」で手塚賞入選。週刊少年ジャンプで「ブルーシティー」連載デビュー。代表作は「妖女伝説」「2001夜物語」「ヤマタイカ」。スケールの大きなハードSFから古代史まで、幅広いジャンルで活躍している。1992年、星雲賞コミック部門、2008年文化庁メディア芸術祭・マンガ部門優秀賞等、受賞歴多数。

「2019年 『MILKY WAY』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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