| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
-
ホモサピエンスの時代は終わりですよ。あれは我がままでいけない。これからはアニマルに投資する時代です。
― 211ページ -
今の五島、なんだよあれ、自分の墓石買いに行く老人だよ、あれじゃ。
― 172ページ -
だけどあの人についていくのは危険ね。あの人目的持ってないから。
― 120ページ
みんなの感想・レビュー・書評
松本大洋らしいというか、決戦に向けて徐々に盛り上げていく空気作りが素晴らしい。『ピンポン』に比べるとこちらのほうが、漂う空気に理解できない「狂気」みたいなのが表現されていて、そこが良い。
弱くて短命だからこそ幸せだってこともある。
目標、大切なもの、約束、何だって人を支えられる。
羨望、憧れ、畏怖、力、何だって人を壊せる。
相棒と一括りにしても、調教だとか愛情だとかその繋がりには色々ある。
どんな繋がりだって人を支えられるし簡単に壊れる。
お互いが同じ繋がりを意識してるとは限らない。
版画風だったり線が強調されてたり、いろんな画風が次々出て来て、より狂気を感じる。松本大洋だから描けるボクシングの重量感と疾走感と狂気、狂気、狂気。「このチャンピオンをささえているのは……?」
10年もの間、ボクシングの世界王者を守り続けてきた男の孤独と苦悩を描いた漫画です。自分も同じ職業なのでかなりハマりました。闘うことや強くなっていくことによって、得られるものとその代償に失っていくもの。確かにこの漫画の主人公の五島のように『狂気』とも呼べる何かに突き動かされる自分に気付くこともあります。しかしそれでもなお、てっぺんに昇って頂上からの景色を眺めてみたいと思わせる、抗えない魅力がリングにはあります。さて最強の挑戦者を迎え、この試合を最後に引退を決意した五島は最後の闘いに何を見出すのか?上下巻で完結です。
選手としてのピークを越えた天才ボクサー五島雅の強すぎるがゆえの孤独。
松本大洋作品全てに共通するが、既存のマンガ表現にとらわれない表現の幅の広さがグイグイ読ませる。
プロモーターのそろばん勘定や良心的なセコンドの授ける戦術という虚飾を全て振り払い、リング上で加速してゆく「強さの純粋性」が鳥肌立つほど美しく物悲しい。
春咲く花は秋には枯れる。
次、生まれる時は花がいい……
自分の全てを受け止めるものは誰も居ない。死ぬことも許されない。その無限に続く苦しみ――
孤高の天才の苦悩を描いた傑作。
スゲェ面白かったけど、個人的にはピンポンのほうが好きです。だってなんか救いがないもん、この話…。
子供のころ、友達と一緒にゲームやってて、自分だけなんかうまくなり過ぎちゃったときのあの感じを思い出した。
孤高のボクサー雅は闘いの果て、死に場所を求めていた。彼を救うのは死なのか、それを超えた狂気なのか… 極上の天才系マンガ。






