黄昏流星群 (46) (ビッグコミックス)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091856807

作品紹介・あらすじ

老いた妻が壊れた。その時、夫は・・・!?

葛城邦彦は会社を定年退職し妻と二人暮らしだったが、妻が若年性アルツハイマーを発症。病状は急速に悪化し、邦彦のことも認識することも困難な状態に。そんなある日、邦彦の兄・辰彦の訃報が届く。知らせてきたのは、兄の愛人である村上由美という女性だった。兄の遺品整理のため由美と会った邦彦は、お互いの寂しさを埋め合うように身体を重ねて・・・病身の妻と、兄の愛人だった由美、二人の女の前で邦彦の心が激しく揺れ動く表題作『白色矮星のあなた』。
会社を解雇され、故郷の北海道に戻ってきた加古川照夫53歳。彼は、21歳のときに不思議な”恋”をした経験があった。未来からタイムスリップしてきたという柴崎未来という女と恋に落ち、その後彼女は忽然と消えたのだった。そして2013年、二人は再会を果たしたすが・・・『未来(みく)の星』の2タイトル(全9話)を収録。
大人向けの上質な「弘兼憲史ファンタジー」の世界をご堪能ください!!



【編集担当からのおすすめ情報】
最愛の人が、自分の顔も分からずこちらの意志も通じない状態になったとき、あなたはどうするのか・・・!? 「老老介護」や「介護疲れで殺人」といったフレーズがマスコミを賑わす現代に、『白色矮星のあなた』の主人公・葛城邦彦が置かれている状況は、他人事とは思えません。もうひとつの収録作『未来(みく)の星』では、タイムスリップしてきた恋人と再会する物語。読み手をハラハラドキドキさせる展開で、最後は心が温かかくなる大人のファンタジーです。

著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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