- Amazon.co.jp ・マンガ (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091872333
作品紹介・あらすじ
▼第1話/姉ちゃん抹殺を計画するともお▼第2話/団地で僕と握手だともお▼第3話/花より団地ですよともお▼第4話/子供だましでいいじゃないともお▼第5話/キューピッドはできるのかよともお▼第6話/汝の隣人がライバルだぜともお▼第7話/女子高生の伝書鳩だねともお▼第8話/失礼、それロンですともお▼第9話/道徳を甘く見るなよともお▼第10話/ご利用は計画的にともお▼第11話/母さんだってナイーヴだぞともお▼第12話/バントでホームランだぜともお▼第13話/過去を振り返らないともお▼第14話/俺は違うんだともお▼第15話/ディープインセクトだともお●主な登場人物/ともお(ほどほどに元気な主人公。小4)●あらすじ/2000円の金庫を買うため、頑張って貯金に励むともお。だが、もうじき買えるというところで姉ちゃんに「ちょっと借りるね」と貯金箱を持っていかれてしまった。その日、ケリ子から「寝言に返事すると、寝言を言った人は死ぬ」という話を聞いたともおは、かなり本気で姉ちゃんの寝言に答えるべきか思い悩むのだが…(第1話)。●本巻の特徴/4年3組のよく泣く主人公・木下ともおが、バンドしたり、お花見したり、家族麻雀に興じたり…。おおむね大笑いだけど、ときどき涙も誘ってしまう小学生団地まんが。●その他の登場人物/母ちゃん(ともおの成績を心配する母)、姉ちゃん(ともおの将来を心配する姉)、吉本(ともおの友達。運動神経バツグン)、よしのぶ(ともおの友達。食欲旺盛)、みつお(ともおの友達。知的)、ケリ子(ともおの級友。ヒロイン?)、より子(ケリ子の友達。むしろヒロイン?)
感想・レビュー・書評
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根津が出るとちょっと嬉しい
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ジワジワくる。本巻は爆笑こそなかったものの、姉ちゃん抹殺・花より団地・道徳を甘く見るなよ、が良かった。ともおのオチの一言が秀逸。現在「ともお」祭中なり。
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ともおはゴキブリにも優しい
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こんな漫画が描けたらなぁ。
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高校の同級生だったYちゃんつながりで1276座の公演に何度かお供でついていったとき、座長のKさんと本の話で盛り上がり、マンガを貸してもらう。Kさんには主人公ともおと同じ小4の子どもさんがいるそうだが、このマンガを読んで「子どもの行動を違った角度でみることができるようになりました」という話だった。
今は18巻まで出てるそうだが、借りたのはとりあえず1~4巻。どこかの大きな団地の29号棟に住むともお。一緒に住んでるのは、母ちゃんと姉ちゃん。父ちゃんは単身赴任で、ときどき電話で話している。同級生や、同じ団地に住むじいさんや、近所のコンビニのあんちゃんや、高校生のねえちゃんたちも出てくる話が、ときどき吹き出すほどおかしい。とくに、足が丈夫で蹴りがスゴイという「ケリ子」に親近感。
千里ニュータウンの団地群の中で育った私には、このどこかの団地の風景もなつかしい。
こないだ読んだ『しずかな日々』は小5のえだいちの夏休みの話だったが、この小4のともおの話も夏休みから始まっていて、小4や小5の頃って、なんかこういうバカっぽいことしてたな~と思い出したりした。
子どもの涙腺は大人と違うところにあったり、子どもの理屈は大人にはワカランかったり、大人から見たらつまらなそうなことに一生懸命だったり。
どの話もおもしろかったけど、3巻の15話「ディープインセクトだともお」の"ゴキブリ"への食い下がりがなかなか。5時間目、体育館で「某国の消防士の一日を追ったビデオ」鑑賞。消防士は自分の命をかえりみず、ウサギを火事から救った、という話。
教室に戻っての話し合いで、先生はさらっと「命の大切さをあの消防士が教えてくれましたね」と言っている。そこへともおの手があがる。
「じゃあなんでゴキブリは殺していいの?」
─ゴキブリはいいの。だって気持ち悪いじゃない。
「気持ち悪かったら殺していいの?」
─ゴキブリはいっぱいいるからいいの。
「人間も沢山いるじゃん!!」
─うるさいわね、先生はゴキブリ嫌いだから殺すの!! みんなも嫌いでしょ!? 以上!!
(p.181)
先生がヤケクソになってるところがいい。3巻には、この先生が"道徳"の授業で「もう教科書に頼らないわ」と展開するところが、またおかしくて、深い。
続きも読みたい。 -
2007.春
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11/14
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哲学さえ感じる
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オチがないのに何で笑えるのだろうか。