或るアホウの一生 (1) (ビッグコミックス)

  • 小学館
4.03
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本棚登録 : 218
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091872487

作品紹介・あらすじ

アホで間抜けでど真剣!将棋野郎成長群像劇

「ふざけてません、本気です」----まっすぐといえばまっすぐ、バカといえばそうかもしれない瞬(17歳)。イケメン坊ちゃんの夏目(17歳)と言い合ったり、辛辣最年長・迫(23歳)にイジられたり、一見温和な牧野(23歳)にフォローされたしつつ、ひたすら「勝ちたい」と思う毎日。アホで間抜けでど真剣、将棋野郎成長群像劇!好きか嫌いかと聞かれたら嫌いでないと答えるけれども、なりたいかと問われれば間違いなくすんごくなりたいと言ってしまうけども、「なんでなりたいか?」と聞かれたら理由はよくわからないから考えながら暴れまわる。強いって、なんだ!?

【編集担当からのおすすめ情報】
女子はもちろん男子にも“お仕事モノ”として共感を呼び大ヒットとなった映像業界ワーキングBL『東京心中』シリーズ(茜新社)。そのトウテムポール氏が一般誌発連載で挑むのは、好きを仕事にするために、もがいて暴れる男どもの成長群像劇!とにかく勝ちたい、プロになりたい。大好きだからやる、というよりはやらないと気済まない。楽しいこともあるけれど苦しいことのほうがどう考えても多い。でもやり続ける。まるで呪いにでもかかった!?って状態の、ひとクセもふたクセもある男たちが間違いながら頑張る毎日。性格に難アリ?でも愛せるキャラクターたちの行動と感情に、心揺さぶられること必至です。棋譜監修には、ハッシーの愛称でおなじみのプロ棋士・橋本崇載八段!

感想・レビュー・書評

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  • 面白い!!将棋指さないけど!!(笑)将棋の知識全くないけど(笑)
    会社で激務を経験した人であろう事は間違いないが、トウテムポールさん、お幾つなんかな…高以良に師匠が言う「睡眠はしっかりとる 学校で(職場)勉強(仕事)をする お風呂に入ったりご飯を食べたり生活の時間も必要 将棋(趣味)への時間は限られる」って、メンタルやられて体調崩すと実感する。日常を運営せずに趣味に没頭してるだけでも楽しいかもしれない。仕事が趣味の人もあるだろう。が、人間生きていく上で自分の肉体を維持する為の日常の些末な「生活のための労力」を割く事を怠ってはいかんのだよなぁ。部屋が汚い・片付いてないとか、マイナスエネルギー引き寄せるからねー。割と時間割通りに一日を運営してく方が健康面には「良」と出る。こんなに真っ直ぐな高以良でも、負けが込むと凹んでマイナス思考になるんだよ…
    やっぱトウテムポールさんは社会における人間関係の狡さとか歪さとかに対して、真っ当さで向かう人間の悔しさとか怒りとか気持ち悪さ描くの上手すぎる!!!高以良がいつも一緒に勉強してる敢えて言うなら仲間でもある牧野に(誰だ?お前。)って心の中で大きな疑問符浮かべる気持ち解るわー。ついこの間思った事だよ、誰だよお前、って…人間がどんだけ腹黒いか忘れてたわ、って事を心底味わったとこだよ。ポールさんの漫画は深いな…頭使うんだよなぁ。
    漫画を描くのが心底上手い人だよ…

  • 『「オレは強くなりたいんです」「強くなってどうするの?」「プロになりたいからですよ!!」「誰も君たちがプロになることなんか望んでないのに?」』

    将棋の棋士を目指してプロ手前の3段でじだんだする男たちの物語。スマートな天才とかではない主人公は、強くなる方法を求めて、でもどうすれば強くなれるのかが分からないからひたすら迷走するのですが、それがちょっと報われてくるので読んでいて楽しいです。
    師匠の容赦の無い言葉が好き。

  • 全巻読了
    とーっても面白い!メインキャラたちはそれぞれ個性とストーリーがあってどんどん愛着が湧いてくる。たまに出る脇のキャラはあれ?誰だっけ?ってなってしまうけど…( 'ω' ;)将棋全く分からないけど問題なく読める。将棋の世界に自然に触れられる。飽きさせない。心理描写は細かく巧み、登場人物の台詞や心情などかなり心に刺さる、印象に残るものが散りばめられている✶カラーの色使いが独特で素敵。エモい(?) 単行本、表紙だけで欲しくなるᙏ̤̫♡タカイラくんが本当にかわいい。小さいコマの簡素なタカイラくんや迫さんめっちゃかわいい。佐宗兄がMVP。仙ちゃんのモロコシウメーに凄くツボった。ねことか印象的。
    今知ったけど作者さん女性なんだ…?何故かちょっとショック笑
    打ち切りがショックすぎる。あんなに面白くて個性的な漫画なのに。紫紅編面白かった〜…

  • 装丁:柳谷志有(nist)

  • マツケンが「あの」村山聖を演じることでもにわかに話題になりつつありそうな気配を感じることが出来る、将棋プロの養成機関、奨励会会員の話。
    呪いの話でもある。

  • ハッシー監修の将棋マンガ。三段の泥臭く足掻いている感じがリアルに感じて面白い。

  • トウテムポールさんの非BL。
    プロ棋士を目指す少年の話。

    思ったよりちゃんと少年漫画だった。
    文科系スポコン漫画と言うか。
    まあまあ面白いけど華はないかな…。

    描き下ろしにちょっとだけ「東京心中」の宮坂と矢野さんが出てきます。

  • 将棋のお話です。こういうお話好き。作者さん大好きなんだけど、どうしてもヒカルの碁思い出しちゃう。伊角さーん!とか思っちゃう展開でした。

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著者プロフィール

岩手県在住。代表作に『東京心中』(全9巻/茜新社)、『或るアホウの一生』(全4巻/小学館)など。現在、「OPERA」(茜新社)にて『一二〇〇年前の春』連載中。

「2023年 『ジドリの女王~氏家真知子 最後の取材~(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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