- Amazon.co.jp ・マンガ (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091878519
作品紹介・あらすじ
▼「決定版 カムイ伝全集」刊行にあたって▼第1章/誕生(怪声、ダンズリ、犬追物、山狩り、地擦り、緑の目、誕生)▼第2章/カガリ(根ビラキ、カガリ、フッカケ、犬、草場、カムイ)▼第3章/剣(雪割、見分、血、剣、一本杉、流星)▼第4章/マス取り(蔵方役、遊猟、検見、マスどり、刺客)●主な登場人物/カムイ(差別の壁を力で乗り越えようとする夙谷の少年)、正助(才覚あふれる貧しい農民の子)、草加竜之進(次席家老のひとり息子)●あらすじ/幕府による厳しい身分制度がしかれていた江戸時代。その寛永年間(1624~34年)末の日置藩領内。厳しい差別を受けていた人々の集落は、夙谷(しゅくだに)という地域にあった。そこで生まれたカムイは“生きる誇りと自由”を得るためには、強くなる以外に方法はないという信念を持つ。そんなカムイがふとしたことで知り合った少年の正助。貧しい下人(自分の田を持たない小作農民)の子として生まれた彼も、いつかは自分の家や田が持てる立場になりたいと願っていた。ある日、カムイの母親が重い病にかかるが、夙谷の病人ということで町の医者から診察を拒否される。自分の母親が、ろくな手当ても受けずに死んでしまったことで、言いようのない怒りを感じたカムイは、その怒りを森で出会ったイノシシと戦うことで晴らそうとする。しかし、逆にカムイは傷ついて意識を失ってしまう。そこに偶然、あの正助が通りかかる…(第1章)。●その他の登場人物/日置藩主、弥助(カムイの父)、ダンズリ(正助の父)、花巻村の庄屋、草加勘兵衛(日置藩の次席家老)、橘軍太夫(草加勘兵衛に敵意を抱いている日置藩の目付)、橘一馬(軍太夫の息子)、横目(目付けの手先となって働く夙谷の頭)、笹一角(日置藩の剣法指南役)、水無月右近(笹一角を打ち負かした浪人)、笹兵庫(水無月右近に敗れて脱藩した兄の代わりに剣法指南役となる)
感想・レビュー・書評
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7/24は劇画の日
今日は劇画雑誌『ガロ』が創刊された日。
1964年連載開始、『カムイ伝』が人気を博しました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第一部のみ読了。読み終わったのは深夜なのに、いろんな感情が渦巻いて眠れない。それだけ、この物語は深く、スケールが大きく、一言二言では語りきれない作品。
作者が描き始めてから50年以上経つが、未だに未完(作者曰く第三部まで描くらしいが、今の時点でまだ第二部までしか描いていない)という前例を見ない作品であるが、とにかく第一部だけでも読む価値あり。 -
年末年始用に、長らく読みたいと思っていて読めてなかった超大作に挑む。ひとまず第一部15巻を大人買い。面白い。もの凄いボリュームだが、週末に一気に5巻まで到達。こういうマンガはそうそうないな。同時期に書かれたワタリを叔父が持っていたので読んだことがあり、かなり面白かったのだが、あちらが子供向けな内容なのに対し、こちらは江戸期の封建制度における身分差別問題をテーマに扱ってたりするのでどちらかというと大人向けな内容。(なので子供の頃読もうと思わなかったのか?)作者の構想では第三部まであり、第三部はまだ発表されてないとのこと。そもそも第二部が完全に完結したのが全集として第二部が出た2006年のことらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%82%A4%E4%BC%9D#.E7.AC.AC.E4.BA.8C.E9.83.A8 -
2010/9/20
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長いので結構読むのに根性いるけど、読破目指してみる
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裸足のゲンと並ぶわ。
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描かれた世界の過酷さと、運命に抗う人々の逞しさに、ただただ胸を打たれます。
あまりに切な過ぎるラストには、正直驚きました。
一部でうやむやになっていたいくつかの事柄が二部で触れられていて、その辺も目の離せないポイントです。 -
もう1度読んでからレビュー書きたいなー。大好きです、すんごい好き! 大人になってから1番夢中になった漫画。
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sakage君ごめん。
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第1部1〜12巻